英文長文読解 短期集中 個別指導 

  時制 1  現在時制

KVC Tokyo  やり直し硬派英語塾

                               





















https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english/























































































































































塾長のコラム 2026年5月10日






時制 Tense 1




2026年5月10日

 皆様、KVC Tokyo 英語塾 塾長 藤野 健です。

 語法についてのコラムを長期間続けて来ましたが、今回からは再び文法の解説に戻り、過去のコラムにて纏まったテーマとしては扱って来なかった内容について触れていきます。まぁ、文法の落ち穂拾いとなりますが、これは扱うテーマが<落ち穂>である事とは無関係でであり大切な内容に違いはありませんのでご注意の程を。

 これ以降は、時制に関する一連のトピックスを取り扱うことに致します。大きく分けて以下の4項目、即ち最初は@時制一般についてのお浚いがてらの簡略な解説、次いで、Aいわゆる時制の一致とはどのようなものを指すのか、Bそれが行われる話法−直接話法と間接話法−のあり方とはどの様なものなのか、そして最後は、C話法にはどの様な動詞が利用され、おのおのどの様な特徴を持つのか− Reporting Verbs とは何か−について一通り触れていきます。一つの意味に於いて、語法や文型、構文などの基礎を踏まえた上での更なるステップであるとも言え、特にB話法並びにC Reporting Verbs の用法解説は、いずれの文法書などでも後ろの方で扱われる項目だろうと思います。

 時制については、中学英語でまずは登場する必須内容ですが、皆さん、意外や知識から抜け落ちていることもあるのではないかと想像致します。本塾長コラムにても法助動詞の時制の扱いを中心として各所で時制について扱って来ましたが、それらの復習がてらご覧下さい。その第一回目です。


『チャート式 英文法』 荒木良治、数研出版、昭和62年、改訂2版、第12章 時制の一致と話法、pp.299-311

『試験に出る英文法』 森一郎、青春出版社、1971年 第7章時制、第8章直接話法間接話法 pp.119-144

 この2冊の基本的構成並びに(難解な)例文を幾つか参考にしていますが、塾長なりの視点から批判的検討を加え、また一部、より現代的な、或いはより正しい明確な表現となる様、書き換えたものも併記しています。


https://ja.wikipedia.org/wiki/時制


https://dictionary.cambridge.org/grammar/british-grammar/reported-speech-direct-speech


https://www.eapfoundation.com/writing/references/reporting/

Reporting verbs






https://www.youtube.com/watch?v=KyhbaR1AGSw


現在過去未来の言葉はありますが、日本語自体には厳密な意味での

未来形は存在しません。しかし渡辺真知子さんは艶のある良い発声をしますね。

1977.11.01 の発表曲。





時制とは



 時制とは発話の中で規定される一つの文法的表現形態です。文から時制を除いた部分を SoA (state of affairs) と呼びますが、時制は、単に出来事の時間を示すのではなく、SoA を位置づける時点を情報の受け手側に示すためのものになります。我々が時間軸の中で生きている以上、語るべき事象−動作及び状態−が時間軸上のどの点に於ける事象であるのかを明示するのは必要不可欠なことになりますね。


 各国語に於いては時間表現は必ず存在しますが、文法としての時制表現様式には揺れ動きが有り、時制が存在しない言語(中国語など)もあります。中国語などではSoA +時間状況を表す副詞語句の組み合わせで時間軸上の位置を表す言語になります。これは漢文の授業などで生徒側が何かがおかしいと感じつつも教員側が明示して指導してこない盲点とも言えるでしょう。


 英語に於いては時制は主に動詞の格変化の内に示されます。実際には、英語動詞の時制格変化としては非現在形 (一般的には語尾に ed を加える)と現在形(無修飾)しか存在せず、例えば未来形の格変化を持つフランス語などとは異なっています。英語は動詞の格変化としての未来時制を持ちませんが、未来を表現するには一般的には法助動詞 will を用います。この  will を用いた未来表現を未来時制と呼ぶことがありますが、正確には文法上の時制ではありません。


 因みに日本語では非現在形 (語尾にタを添える) と現在形 (語尾がルとなる) の2本建てであり、英語同様厳密には未来形は存在しません。ここに、日本語の過去形「タ」は歴史的に テアリ > タリ > タ と変化して成立したものであり、元々は完了相を表していました。しかし、近代の日本語においてはおおむね過去・非過去の対立で「タ」対「ル」の形が使い分けられています。平安時代までの日本語では、過去を表す助動詞は「き」と「けり」でした。「き」は、過去にあって、それが今はなくなったという意味を表し、「けり」は、現在の事態から過去に思いを馳せることを表します。まぁ、「けり」は完了形に近い意味を持ちますね。− 後の時代に、完了形「た」が過去形「き」「けり」の意味を吸収しそれらに取って代わったことになります。


 ヨーロッパ諸言語は完了形を持ちますが、本来、完了とは、動詞の示す出来事の結果を表す相であり、現在の結果をもたらした出来事は必ず過去ゆえ、完了と過去は意味が近いのです。現在のドイツ語やフランス語では完了形が過去形に置き換わりつつあり、現在完了において過去の副詞を使えるにまで至っています。この点に於いては、上記日本語の「た」の勢力拡大に類似します。一方、英語では現在完了は時制的には「現在」扱いであり、現在完了の文中には過去を表す副詞は利用出来ません。この様な次第で、<過去形とは異なる独立した完了形>を失った日本語を使う日本人には、英語の現在完了形の意味が理解出来難いのは宜なるかなとも言えますね。英語初学者からの質問には現在完了形の用法に関するものが非常に多く含まれているのが実情です.1つの意味に於いて、英語は現在完了形なる区別を明確に保持している<時流から遅れつつある>言語と言えるかも知れません。


 この様なことを頭に入れつつ、英語に於ける時制表現について要点を踏まえつつザッと見ていきましょう。






https://www.youtube.com/watch?v=Ljjiw9mC_Cg

Learn ALL 16 TENSES Easily in under 30 Minutes - Present, Past, Future, Conditional

English with Lucy 29 Jul 2022

30分の動画にて英語の時制 tense について一通りのお浚いが出来てしまいます。

過去、現在、未来の時間表現各々に、単純形、進行形、完了形、完了進行形が

ありますので12個の時制表現になりますが、ここでは条件法についての4つを加え、

計16個としての解説が行われます。勘所を示しつつの毎度の優れた解説です。

British English ですので日本人には聴き取り易いでしょう。





英語の時制表現 1



 英語には多くの言語と同様に、動詞利用に於いては時制 Tense として大まかに現在形、過去形、未来形の3つが有りますが、各々に、単純、進行、完了、完了進行の4つの相 Aspect がありますので、計12個の時制表現が存在します。これらに仮定法の時制表現4つを加えると16個の時制表現になります。順に見て行きましょう。


*Lucy さんの動画 

https://www.youtube.com/watch?v=Ljjiw9mC_Cg

Learn ALL 16 TENSES Easily in under 30 Minutes - Present, Past, Future, Conditional

English with Lucy 29 Jul 2022

 を参考にしつつ以下解説していきます。


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現在時制 Present Tense


1. 単純現在形  Present Simple


a. 現在の普遍的な物事を語る general statement 時の表現ですが、現在の事実 fact、現在の習慣 habit、を語る時に用います。


My name is Lucy. {一般的事実}

 私の名前はルーシーです。


Water boils at 100 degrees. [普遍的事実]

 水は100度で沸騰します。


Mary meets her friends on Friday evenings.  {習慣}

 メアリーは毎金曜日の夜に友達と会う習慣です。

*適宜和訳時には〜している、と訳します。

=メアリーは毎金曜日の夜に友達と会っています。

*現在進行形の意味を持たないことは文脈から自明です。



b. 予定が定まって居ること scheduled events、例えば列車や飛行機の時刻を表す場合にも利用されます。

The train to London leaves at 8 pm. {スケジュール}

 ロンドン行きの列車は午後8時に発車します。


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2.現在進行形 Present Continuous


a. その文を話している今正に起きている動作 action について語ります。

I am working now.

 今、仕事中です。


They are baking cookies.

 彼らはクッキーを焼いています。



b. 現在の一時的な状況を語る場合にも利用されます。

James is living in Manchester.   [situation is  thought to be temporary]

(ジェイムスがこの先マンチェスターに住み続けるのかは不明であり、短期間で引っ越す可能性もあり得ます。)

cf. James lives in Mancheter.     [situation is  thought to be more or less permanent]

(多少とも安定して住み続けるだろう、の考えが背景に潜みます。)


注意: 進行形を取るのは基本的に動作動詞だけであり、状態動詞(例:  be, hate, love, want)は進行形を取りません。

*しかし状態を示す動詞であっても、何らかの理由に拠り現在一時的にそうであることを強調する場合には進行形にすることが出来ます。

I am loving my christmas jumper right now.

 今、このクリスマスセーターがすごく気に入ってる。


I am hating that song right now.

 今は(以前と違って)あの曲が大嫌いで聞きたくも無いわ。


He is being kind today.

 奴は(いつもは冷淡なクセに)今日は妙に親切ぶっているじゃあないか



c.現在進行形+未来の時間表現で<未来への計画や定まったスケジュール>を表せます。

*主動詞についての現在進行形並びに未来進行形の意味は持ちませんのでご注意下さい。


I am having my hair cut on Tuesday.

= I have a plan to have my hair cut on Tuesday.

 火曜日に髪を切って貰う予定です。

*主動詞 have の進行形の意味はありません。


Sarah is meeting her parents tomorrow.

= Sarah is planning to meet her parents tomorrow.

 サラは明日、両親に会う予定です。

*主動詞 meet の進行形の意味は持ちません。






https://www.youtube.com/watch?v=gUOi5Y_n_14

CONFUSING TIME EXPRESSIONS IN ENGLISH |

on/in time? | at/in the beginning? | recently/lately? ...

Arnel's Everyday English 24 Feb 2022


毎度のアーネルさんが明確な解説をして呉れます。

烏合の衆1000人の解説より、優れた白鳥1羽の説明で足りることを改めて実感します。

7:21から recently と lately の説明が始まります。2つとも過去の反復表現には使えますが、

過去の一時の動作に関しては recently は使えますが lately は利用出来ません。





3.現在完了形 Present Perfect


*現在完了形は,現在までの 継続、経験、完了、結果を表わします。特に、継続を表わす場合には, 現在完了進行形を用いるのが原則です


a. 過去の出来事或いは過去の動作が、現在に至るまで実際に継続していることを表します。[継続]

I have lived in the UK all my life.

 私は生まれてからずっとイギリスに住んでいます。


She has been at university since 2020.

 彼女は2020年から大学に通っています。


William and I have been married for three months.

 ウィリアムと私は結婚して3ヶ月になります。


It has been raining since last night.  (動作動詞は進行形にします)

 昨夜以来ずっと雨が降っています。

×It has rained since last night. (これは不文です)


He has been suffering from influenza for a week. 

 彼は1週間、インフルエンザに罹っている。 


I have known him for ten years.  

 私は彼を10年間ずっと知っている--10年来の知り合いだ」。

*状態を表す動詞(be 動詞もその1つです)は進行形にせずに継続を表します。



注意:次の4つの文は、殆ど同じことを述べています。

He died ten years ago.

 彼は10年前に死んだ。

It is (or has been) ten years since he died.

 彼が死んでから10年になる。

*It isはイギリス式、It has been はアメリカ式の表現です。

Ten years have passed since he died.

 彼が死んでから10年が過ぎた。

He has been dead for ten years.

 彼は10年間ずっと死んでいる。



b. 現在に至るまでの経験について語ります。その経験が過去の何時のことであるのかについては言及しません

まぁ、経験した記憶をアタマの中に今も抱え続けている、との話ですね。[経験]


Have you ever seen him? 

 あなたはかつて彼に会ったことがありますか。


She has been to Canada three times.

 彼女はこれまでにカナダに3回行った経験があります。

= She has an experience of visiting Canada three  times so far.


cf. She went to Canada three times last year.

 彼女は去年カナダに3回行きました。(単純な過去の事実を述べる)


We have met the Queen.

 私たちは女王陛下に会ったことがあります。


I have read the all Harry Potter books.

 私は『ハリー・ポッター』シリーズをすべて読んだ経験があります。



注意: have been [to] と have gone [to] の違い

*have been [to]には、@〜へ行ったことがある、A〜へ来たことがある、B〜へ行って来た(今戻ったところだ) 、の3つの意味があります。

*to の 代わりに in あるいは at を用いることもあります。


He has been to Tokyo five times,

 彼は東京へ5度行った/来たことがある。


I have been here once or twice before.

 ここには以前1,2度来た経験が有ります。


I have been  to the station to see my friend off.  

 友人を見送りに駅へ行ってきた (今戻ったところだ)。


* have gone [to] は、〜へ行った ( 今はここに居ない)」 の意味で、完了を表わす現在完了です。

He has gone to Tokyo.

 彼は東京へ行って仕舞った(今ここには居ない)。


cf.You should have told me! If you had, I could have gone to that concert.

 教えてくれればよかったのに! そうすればあのコンサートに行けたのに。

*この文の have gone to は go to the concert を単に完了形として述べたものであり、コンサートに行った切り戻っていない、の意味はありません。



c. 過去の出来事や動作−それらは終わって仕舞っている−が現在に何らかの結果、影響として残っていることを表します。

*出来事や動作自体は過去に終わっていますが、その余波が現在に至っているとの表現です。[完了]

*〜して仕舞った、の強意を加えます。

*いわゆる<完了>用法として理解される表現です。

*精神的インパクトが無ければ単なる過去形として記述することも出来ます。


He has just started for America.

 彼はちょうどいまアメリカに向かって出発しました。


I have eaten breakfast so I'm not hungry.

 朝ご飯を食べちゃったから腹は減ってないよ。

≒ I ate breakfast, so I am not hungry now.


Mike has lost his keys so he is going to be late for work.

 マイクは鍵をなくしてしまったので、仕事に遅刻しそうだ。

≒ Mike lost his keys, so he will be late for work.



d.  I have lost my watch.  [結果]

 私は時計を失った(今も持っていない)。

*出来事や動作自体は過去に終わっていますが、その結果の状態が現在にまで続いて居る事を表します。

*この意味で、事象の結果+その継続を表しますね。


cf.  I lost my watch.  [過去時制]

単に過去のある時点に時計を失ったことを述べているだけです。


注意:

"be動詞+自動詞の過去分詞" で結果を表わす現在完了になることがあります。

Winter is gone.「冬が過ぎた」

Spring is come.「春が来た」