英文長文読解 短期集中 個別指導 

  話法 1

KVC Tokyo  やり直し硬派英語塾

                               





















https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english/























































































































































塾長のコラム 2026年6月1日






話法 1




2026年6月1日

 皆様、KVC Tokyo 英語塾 塾長 藤野 健です。

 語法についてのコラムを長期間続けて来ましたが、今シリーズからは再び文法の解説に戻り、過去のコラムにて纏まったテーマとしては扱って来なかった内容について触れていきます。まぁ、文法の落ち穂拾いとなりますが、これは扱うテーマが<落ち穂>である事とは無関係であり大切な内容に違いはありませんのでご注意の程を。

 さて、英語には直接話法と間接話法の区別があり、これは日本語での 「...」 を使う表現の有無に相当するものになります。日本語では、<彼は私に「君は早く宿題を仕上げてくれ」と言った。>は直接話法ですが、間接話法に換えると、<彼は私に私が早く宿題を仕上げる様に言った。>となります。英語も基本的には同様の考え方での変換が行われるのですが、英語の場合は更に 「...」 内の時制を主節の動詞の時制に応じて変化させる必要が生じます。また、この作法にも幾つかの例外事例や例外的な語の用法が存在し、初学者を戸惑わせる場合も見られます。これを鑑み、基本的な動詞である say と tell の用法をメインに、注意点についてざっと一通り解説して行きましょう。これまでに採りあげてきた文法内容に比較すると理解は容易かと考えます。しかし、この理解は欠かすことの出来ないものですので知識の再確認がてら頭に叩き込んで下さい。その第1回目です。

 実は、英語には伝聞内容や人の考えた内容を述べる為の一群の動詞が存在し、Reporting Verbs 伝達動詞、報告動詞などと呼称されます。say や tell はそれらの内の最も基本的な動詞になります。直接話法と間接話法は、それらの動詞群が取り得る表現方法の1つの違いに相当するものになります。Reporting Vebrs に関してはこのシリーズの最後の方で、用例を含めて詳述する予定です。


『チャート式 英文法』 荒木良治、数研出版、昭和62年、改訂2版、第12章 時制の一致と話法、pp.299-311

『試験に出る英文法』 森一郎、青春出版社、1971年 第7章時制、第8章直接話法間接話法 pp.119-144

 この2冊の基本的構成並びに(難解な)例文を幾つか参考にしていますが、塾長なりの視点から批判的検討を加え、また一部、より現代的な、或いはより正しい明確な表現となる様、書き換えたものも併記しています。


https://ja.wikipedia.org/wiki/時制


https://dictionary.cambridge.org/grammar/british-grammar/reported-speech-direct-speech


https://www.eapfoundation.com/writing/references/reporting/

Reporting verbs


https://www.twinkl.jp/blog/reporting-verbs


https://www.frontiersin.org/journals/psychology/articles/10.3389/fpsyg.2026.1799996/full

Psychol., 02 April 2026 Volume 17 - 2026 | https://doi.org/10.3389/fpsyg.2026.1799996

Reporting verbs across genre sets and research paradigms: a corpus-based analysis of denotation and evaluation in applied linguistics research articles

Liming Deng &   Xinyue Li


https://scholarsarchive.byu.edu/facpub/6373/

Reporting verb variation across disciplines: An academic corpus study

Grant Eckstein, et al.  Journal of Academic Language & Learning Vol. 16, No. 1, 2022, 59-75. ISSN 1835-5196


https://journals.rcsi.science/2520-2073/article/view/404684?utm_source=openai

Kalpana Ranganathan and Abdu Al-Kadi, (Re)voicing in academic writing: A study of reporting verbs in writing theses in hard sciences

Training, Language and Culture _73, 2025






https://www.youtube.com/watch?v=cW3pdeTYFZc

REPORTED SPEECH | INDIRECT SPEECH | DIRECT SPEECH

- statements, questions, commands

Arnel's Everyday English 26 Apr 2021


毎度のアーネルさんが直接話法と間接話法の違いについて

大変分かり易い解説をして呉れます。





話法  Narration 1



*話法とは<他人或いは自分が行ったことや思ったことを他に伝える表現方法>です。話法には次の2種類があります。


直接話法 (Direct Narration)

 人の言った言葉をそのまま伝える。

He says, "I am happy."  「私は幸福だ」と彼は言っている。


関接話法 (Indirect Narration/ Reported Speech)

 人の言ったことを話し手の言葉に直して伝える。

He says that he is happy. 彼は自分が幸福だと言っている。


*上の直接話法の動詞 say を伝達動詞 (Reporting Verb) と呼び、主語+伝達動詞の部分を伝達節 (Reporting Clause)、また引用符 " "で囲まれた部分を被伝達文(Reported Speech) と言います。


*reporting を<伝達>と訳すよりは、原義に近い<報告>と訳す方が適切なのではないかとも感じますね。


*伝達動詞 reporting verbs に関しては、文法学者などに拠り定義する幅が異なります。


*例えば、 I know that he is kind. の動詞 know を伝達動詞として扱う者もいるのですが、これは単に事実を述べているに過ぎず、主語 I から第三者に対して意識的に情報を伝達、報告しようとの意図に乏しく、塾長としては<準伝達動詞>と呼称するのがせいぜいのところではないかと考えます。


*この様な、伝達動詞の定義の詳細については、本シリーズの最後のコラム群にて詳述します。




A. 直接話法から間接話法への転換


*この転換とは真逆に、間接話法の文で意味が取りづらい場合は、<被伝達文相当箇所を直接話法に直す>、或いは<適宜SVを補って意味内容を考える>と、意味が鮮明になる場合も多々あります。


*注意: 間接話法形式の文を必ずしも直接話法に変換できる、或いはそれが行い得ても果たして自然なものとなるのか、に関しては制限があります。

*のちほどの伝達動詞のコラムにて詳述しますが、基本的に直接話法⇔間接話法への書き換えがスムーズに可能なのは伝達動詞が<発話系>動詞の場合になりますね。


*さて、直接話法を間接話法に換える時には、まず、<人称代名詞>と<時制>と<副詞>の3者に注意します。


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1.人称代名詞の変化


 同じ「私」でも、誰がそう言うかに拠ってそれが指す人は違って来ます。そこで、被伝達分の中の人称を伝達者の立場から見て適宜変える必要が出てきます。

*まぁ、文の意味合いを把握する必要がある訳です。


*以下意味合いを考えてください。


I say, "He is honest."

I say that he is honest. 彼は正直だと私は言う。


I say to him, "You are honest."

I tell him that he is honest.  君は正直だと私は彼に言う。


I sat to them, "You are honest."

I tell them that they are honest. 君たちは正直だと私は彼らに言う。


You say, "I am honest."

You say that you are honest. 君は自分が正直だと言う。


You say to me, "You are honest."

You tell me that I am honest. 君は私が正直だと私に言う。


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2.時制の一致


 伝達動詞が過去形の時には、「時制の一致」の規則によって被伝達文の動詞の時制を変化させます。

*基本は 主文が過去なら従節も過去にします。

*時制の一致の詳細については本シリーズの次回にて扱います。


He said, "She hopes so."

 彼女がそう望んでいると彼は言った。

= He said that she hoped so.


He said to her, " I went to school with your sister."

 彼は彼女に、「僕は君の妹と一緒に登校してていたんだ。」と言った。

He told her that he had gone to school with her sister.

 彼は、彼女の妹と一緒に登校していたと彼女に伝えた。

*被伝達文は過去の過去ゆえ、大過去すなわち過去完了形に変えます。


She said, " If I were a bird, I could fty.

  彼女は「もし私が鳥だったら、飛べるのに。」と言った。

=  She said that if she were a bird, she could fly.

 彼女は、もし自分が鳥だったら飛べるだろうと言った。

×  She said that if she had been  a bird, she could have flown.  (不文です)

*仮定法過去などは"時の一致''の影響を受けません。


He said to me, " You must start at once."

 彼は私に、「君はすぐに始めなければならない。」と言った。(義務の must)

= He told me that I had to start at once.

 彼は、私がすぐに始めなければならないと私に言った。


* 強い推測を表す must (〜に違いない)の場合はそのまま用いることが出来ます。

He said, "She must be tired."

 彼女は疲れているに違いないと彼は言った。

= He said that she must be tired.


* ought to も同じくそのままで利用できますが、実は must, ought to はこれら自体が元々過去形を表していたからです。






https://www.youtube.com/watch?v=EATBhfbd00I

Narration in English grammar | Direct -Indirect Speech | CHSL/MTS/CPO

| SSC English By Ananya Mam English with Ananya 2025/03/08

何を語っているのかは不明(ヒンディ語?)ですが、5分過ぎ頃の変換一覧表は役に立ちそ

うです。初級〜中級者向きの解説動画ですね。チャンネル開設後、3年間で1000本超の

動画をアップしていますが、ほぼ毎日1本の割で、随分と精力的に動いている様です。





3. 時や場所の副詞、指示代名詞(形容詞)などを適宜変化させます。


*被伝達文で述べられている時や場所の副詞や指示代名詞 (形容詞)  などは、間接話法に転換する場合、次の様に変化させます。


直接話法 → 間接話法の例

today → that day

yesterday → the day before,  the prevoiou day

tomorrow  → the next day, the following day

now → then

ago → before,  prior

two years ago → two years before,  two years prior

next  → the next, the following

next week → the next week,  the following week

last week → the previous week

last night → the night before, the previous night

here → there

hence → thence

this → that

these → those


He said, " I am going to leave here tomorrow.

 彼は「明日、ここを離れるつもりだ。」と言った。

He said that he was going to leave there the next (or following) day.

 彼は、翌日(あるいはその翌日)にそこを離れるつもりだと言った。


Last night Mary met John here and said, "My brother will see you here tomorrow afternoon."

 昨夜、メアリーはここでジョンに会い、「私の兄が明日の午後、ここであなたに会うつもりよ。」と言った。

Last night Mary met John here and said that her brother would see him here this afternoon.

 昨夜、メアリーはここでジョンに会い、今日の午後、彼女の兄がここでジョンに会うと伝えた。


He said, "It is cold today."

 「きょうは寒いね。」と彼は言った。

He said that it was cold that day.

 彼は、その日は寒かったと言った。

*[注意]但し、同じ日に伝達するのであれば that dayではなく today のままにします。

*また翌日に伝達するのであれば、yesterday (翌々日の場合には the day before yesterday) とします。


He said, "I bought this book."  

 「この本を買ったんだ。」と彼は言った。)

He said that he had bought that book.

 彼はその本を買ったと言っていた。

*[注意] 実際にこの本が手近に (this とよべる範囲内に) あれば this はそのままにします。

*過去に於いて更に過去のことを述べているので、間接話法では大過去として過去完了形を用います。


She said to him," I bought this book yesterday''

 彼女は彼に「昨日、この本を買ったの」と言った。

She told him that she had bought that book the day before (or the previous day).

 彼女は、その本を前日(あるいはその前の日)に買ったと彼に伝えた。

*[注意] 今日の内に伝達するなら、副詞 (yesterday) は そのままで変化させません。

 もしその本を目の前にしている場合には that bookは this book とます。


He said to me, " I arrived here a week ago

 彼は私にこう言った。「私は一週間前にここに着いた。」.

He told me that he had arrived there a week before.

 彼は、一週間前にそこに着いたと私に話した。

*[注意] 今日のうちに同じ場所で伝達するならば、here と ago はそのままになります。


He said, "I  left home long ago."

 「ずっと前に故郷を出ました。」と彼は言った。

He said that he had left home long before. 

 彼は、ずっと前に家を出たと言っていた。 


cf. 動詞 come は go になります。

'He said, " My father will come here tomorrow."

He said that his father would go there the next day.

 「父があすここに来る。」と彼は言った。

*但し、同じ場所で伝達しているのであれば come here はそのままにします。





B. 様々な構文の話法の転換


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1.平叙文を伝達する場合

 平叙文を伝達する場合、say to one は通例 tell one とします。

*但し、say だけの場合は tell に変えずにそのままにします。

*接続詞として that を用いますが、この that はしばしば省略されます。


Jane said to me, "You look tired."

 「あなたは疲れている様に見える。」でとジェーンは言った。

Jane told me (that) I looked tired.

 ジェーンは、私が疲れているように見えると言った。


Tom said, "I was in the wrong."  

 「ぼくはまちがっていた」とトムは言った。)

Tom said (that) he had been in the wrong.

 トムは、自分が間違っていたと述べた。


She said tome, "We learned how to dance salsa yesterday."

 「昨日はサルサの踊り方を習ったよ。」と彼女は私に言った。

Shetold me that she had learnt how to dance salsa yesterday/the day before.

 彼女は、昨日/一昨日、サルサの踊り方を覚えたと私に話した。


He said to me, "My brother has been working as a firefighter for 20 years."

 「兄は20年間、消防士として働いている。」 と彼は私に言った。

He told me that his brother had been working as a firefighter for 20 years.    

 彼は、兄が20年間消防士として働いていると言いました。


 (つづく)