英文長文読解 短期集中 個別指導 

  話法 3

KVC Tokyo  やり直し硬派英語塾

                               





















https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english/























































































































































塾長のコラム 2026年6月10日






話法 3




2026年6月10日

 皆様、KVC Tokyo 英語塾 塾長 藤野 健です。

 語法についてのコラムを長期間続けて来ましたが、今シリーズからは再び文法の解説に戻り、過去のコラムにて纏まったテーマとしては扱って来なかった内容について触れていきます。まぁ、文法の落ち穂拾いとなりますが、これは扱うテーマが<落ち穂>である事とは無関係であり大切な内容に違いはありませんのでご注意の程を。

 さて、英語には直接話法と間接話法の区別があり、これは日本語での 「...」 を使う表現の有無に相当するものになります。日本語では、<彼は私に「君は早く宿題を仕上げてくれ」と言った。>は直接話法ですが、間接話法に換えると、<彼は私に私が早く宿題を仕上げる様に言った。>となります。英語も基本的には同様の考え方での変換が行われるのですが、英語の場合は更に 「...」 内の時制を主節の動詞の時制に応じて変化させる必要が生じます。また、この作法にも幾つかの例外事例や例外的な語の用法が存在し、初学者を戸惑わせる場合も見られます。これを鑑み、基本的な動詞である say と tell の用法をメインに、注意点についてざっと一通り解説して行きましょう。これまでに採りあげてきた文法内容に比較すると理解は容易かと考えます。しかし、この理解は欠かすことの出来ないものですので知識の再確認がてら頭に叩き込んで下さい。その第3回目です。

 実は、英語には伝聞内容や人の考えた内容を述べる為の一群の動詞が存在し、Reporting Verbs 伝達動詞、報告動詞などと呼称されます。say や tell はそれらの内の最も基本的な動詞になります。直接話法と間接話法は、それらの動詞が取り得る表現方法の1つの違いに相当するものになります。Reporting Vebrs に関してはこのシリーズの最後の方で、用例を含めて詳述する予定です。


『チャート式 英文法』 荒木良治、数研出版、昭和62年、改訂2版、第12章 時制の一致と話法、pp.299-311

『試験に出る英文法』 森一郎、青春出版社、1971年 第7章時制、第8章直接話法間接話法 pp.119-144

 この2冊の基本的構成並びに(難解な)例文を幾つか参考にしていますが、塾長なりの視点から批判的検討を加え、また一部、より現代的な、或いはより正しい明確な表現となる様、書き換えたものも併記しています。


https://ja.wikipedia.org/wiki/時制


https://dictionary.cambridge.org/grammar/british-grammar/reported-speech-direct-speech


https://www.eapfoundation.com/writing/references/reporting/

Reporting verbs


https://www.twinkl.jp/blog/reporting-verbs


https://www.frontiersin.org/journals/psychology/articles/10.3389/fpsyg.2026.1799996/full

Psychol., 02 April 2026 Volume 17 - 2026 | https://doi.org/10.3389/fpsyg.2026.1799996

Reporting verbs across genre sets and research paradigms: a corpus-based analysis of denotation and evaluation in applied linguistics research articles

Liming Deng &   Xinyue Li


https://scholarsarchive.byu.edu/facpub/6373/

Reporting verb variation across disciplines: An academic corpus study

Grant Eckstein, et al.  Journal of Academic Language & Learning Vol. 16, No. 1, 2022, 59-75. ISSN 1835-5196


https://journals.rcsi.science/2520-2073/article/view/404684?utm_source=openai

Kalpana Ranganathan and Abdu Al-Kadi, (Re)voicing in academic writing: A study of reporting verbs in writing theses in hard sciences

Training, Language and Culture _73, 2025






https://www.youtube.com/watch?v=nsFPDc-TXww

Reported Speech | Direct and Indirect Speech In English Grammar With Examples

| Narration | ChetChat ChetChat 28 Jul 2023

インド人女性の Chetna Vasishth さんが非常に詳しい解説をしてくれます。

ところどころに登場する変換一覧表は大変役に立ちます。

印刷してトイレの壁にでも貼っておいてください!





話法  Narration 3



B. 様々な構文の話法の転換 (続き)


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4.感嘆文を伝達する場合


*感嘆文を伝達するときには特に定まった変換形式はありません。感嘆の気持を適当な動詞や修飾語句によって表わせば足ります。


*たとえば動詞としては cry (out), exclaim (叫ぶ), sigh (ため息をつく) などを用い、修飾語句としては with delight (喜んで), with surprise (驚いて), with sorrow (悲しんで) , with regret (後悔して)などを用います。

*間投詞や感嘆符(!)は省きます。

*被伝達文部分は平叙文に直してもよいですしそのままでもよいです。


He said, " How hot it is today ! "

 「きょうはなんて暑いんだろう!」と彼は言った。

He said how hot it was that day.

He exclaimed how hot it was that day.

 彼はその日がどれほど暑かったかを叫んだ。

He exclaimed (or cried [out]) that it was very hot that day.

 彼はその日はとても暑かったと叫んだ。


"How sorry I am," said his son, "for what I have done !"

 「自分がしたことを、本当に申し訳なく思っている。」と息子は言った。

His son exclaimed (or cried [out]) that he was very sorry for what he had done.

 彼の息子は、自分のしたことを非常に後悔していると叫んだ。

*倒置された伝達節 said his son を分割した被伝達文の間に挟んでいます。

*この用法については後に触れます。


'He said, " Alas, how foolish I have been! "

 「ああなんて自分は馬鹿だったんだろう!」と彼は言った。

He cried with regret that he had been very foolish.

 彼は、自分がとても愚かだったことを悔やんで叫んだ。

He cried how foolish he had been.

 彼は、自分がどれほど愚かだったかを嘆いて叫んだ

He said," Alas! I have failed."

 彼は「悲しいかな,私は失敗した。」と言った。

He exclaimed (or cried [out]) with a sigh that he had failed.

 彼はため息をつきながら、自分が失敗してしまったと叫んだ(あるいは叫び声を上げた)。

*with a sigh を with regret, with sorrow, sorrowfully などとしてもよいです。


They said, " Hurrah ! We have won ! "

  「万才,我々が滕ったぞ!」と彼らは言った。

They exclaimed with delight that they had won.

 彼らは勝ったと喜びの声を上げた。


He said," Hurrah! I have won."

 彼は「ばんざい!ぼくが勝った。」と言った。

He exclaimed [or cried [out]) with delight that he had won.

 彼は勝ったことに喜びのあまり、声を上げて叫んだ(あるいは叫び声を上げた)。

*I with delight を with joy や joyfully としてもよいです。


'She said, " What a beautiful bird ! "

 「なんときれいな鳥でしょう!」と彼女は言った。

She exclaimed with wonder that it was a very beautiful bird.

 彼女は、それがとても美しい鳥だと驚いて叫んだ。

She exclaimed what a beautiful bird it was.

 彼女は、なんて美しい鳥なんだろうと叫んだ。

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5.祈願文を伝達する場合


*祈願文を伝達する場合にも一定した変え方はありません。

*伝達動詞は pray (祈る)、 wish  (望む) などに変わり、接続詞 that に導かれる節の中では may, might が使われる例が多いです。


He said to me, "God bless you!"

 「あなたに神の恵みがありますように。」と彼は言った。

He prayed that God might bless me.

 彼は、神様が私を祝福してくださるよう祈った。


He said to me, '' May you succeed ! '

 「ご成功を祈ります。」と彼は私に言った。

He expressed his wish that I might succeed.

 彼は私が成功することを願っていると述べた。

He expressed his hearty wishes for my success.

 彼は私の成功を心から願っていると述べた。






https://www.youtube.com/watch?v=oOxcIbk_F1M

REPORTED SPEECH  Ejemplos + ejercicio practico | Gramatica inglesa

Amigos Ingleses 2019/05/30


英語習得に苦労しているスペイン語話者の為の動画になります。

初学者〜中級者レベルですね。





6.重文を伝達する場合

 重文を伝達する場合には被伝達文の前だけでなく、等位接続詞 (and, but) の次にも that を置くのが原則です。


He said, '' She will soon be found, and I will bring her."

  「彼女はすぐに見つかるよ。そしたら僕が連れてくるから。」と彼は言った。

He said (that) she would soon be found, and that he would bring her.

 彼は、彼女はすぐに見つかるだろう、そして自分が彼女を連れてくると言った。


*and that と表記して that を繰り返すことによって、それ以下も said の目的語であることが明示されます。

*文法書では後ろの that は絶対に省略してはならないとされることが多いのですが、後ろの重文内容が明らかに主文動詞の支配下にあると分かる場合は、後ろのthat は実際しばしば省略されます。これを不文と考える者もいます。


He said, "I found a small island, and there was no man living there."

 彼は、「小さな島を見つけたが、そこには誰も住んでいなかった。」と言った。

He said that he had found a small island, and that there had been no man living there.

 彼は、小さな島を見つけたこと、そしてそこには誰も住んでいなかったことを述べた。


△He said that he had found a small island, and there had been no man living there.

*次回コラムにて触れる描出話法 (Represented Speech) にも関連しますが、この文の後半の there had 以下が、said の支配下にあるのか、或いは独立した文言なのかの曖昧性を矢張り払拭出来ません。

*しかし実際のところは、<that 節は文末までを含む>と見做して考えて良い場合が殆どかと思います。

*耳で聞くと、He said/  [that he had found a small island, and there had been no man living there.] と理解できますので。



'The beggar said to her, "I am poor, but you are rich."

 「私は貧乏だが、あなたは金持ちだ。」とその物乞いは彼女に言った。

The beggar told her that he was poor, but that she was rich.

 物乞いは彼女に、自分は貧しいが、彼女は裕福だと告げた。

△The beggar told her that he was poor, but she was rich.


He said, "It was raining hard, but I went there."

 彼は「雨が激しく降っていたが、そこへ行った。」と言った。

He said that it had been raining hard, but that he had gone there.

 彼は、雨が激しく降っていたが、そこへ行ったと述べた。

△He said that it had been raining hard, but he had gone there.



*[注意] 

@ for も等位接続詞ですが、for のあとでは that を使いません。

He said, " She will surely come, for she has never broken her word."

 彼は言った。「彼女はきっと来るだろう。彼女はこれまで一度も約束を破ったことがないのだから。」

He said (that) she would surely come, for she had never broken her word.

 彼は、彼女がきっと来るだろうと言った。彼女はこれまで一度も約束を破ったことがなかったからだ。


*すぐ上にも触れましたが、最初の that 節以降は、等位接続詞、従属接続詞の如何に関わらず、文末までその that 節の内容となるのが殆どのケースです。

*しかし上の訳の様に for 以下を that の支配下からは離れた主節動詞 said に掛かる従属節として<無理矢理>訳出することも可能です。


She said, "It will rain, for the sky is cloudy."

 彼女は「空が曇っているから、雨が降るだろう。」と言った。

She said that it would rain, for the sky was cloudy.

 彼女は、空が曇っていたから、雨が降るだろうと言った。


A 複文を伝達する場合は、単文の被伝達文単文の場合と同じ扱いです。

He said, " I think it is too late."

 「遅すぎると思う。」と彼は言った。

He said that he thought it was too late.

 彼は、もう手遅れだと思ったと述べた。


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7.2つ以上の異種の文を伝達する場合


*2つ以上の違った文を伝達するときには、文の種類に応じて伝達動詞を変える必要があります。

*2つの文おのおのに対する適当な伝達動詞を当てるだけです。



〔命令文+平叙文の場合〕

She said, "Please don't be noisy, boys. The baby is sleeping now.

 「みんな騒がないでちょうだい。赤ん坊が寝ているんだから。」と彼女は少年たちに言った。

She asked the boys not to be noisy, and said that the baby was sleeping then.

 彼女は男の子たちに騒がないように頼み、その時は赤ちゃんが寝ていると言った。


*The baby was 以降は理由を表わしているので as を用いることもできます。

She asked the boys not to be noisy, as the baby was sleeping then.

そのとき赤ちゃんが眠っていたので、彼女は男の子たちに騒がないように頼んだ。


*意味内容はほぼ同じですが、as 以下が主文に対する従属節なのか、ask した中身なのか曖昧性を帯びます。

*繰り返しますが、伝達動詞以下は、一つのまとまった被伝達文であると割り切り、最後まで読み下して正解な場合は実際多いです。

*曖昧性を払拭し得ていない英語の文法体系が悪いのであって、訳出する側に責任はありません。



〔平叙文+疑問文の場合〕

Andy said, "I have left my purse at home. Can you lend me five dollars ?

 「ぼくは財布を家に忘れてきた。5ドル貸してくれないか?」とアンディは言った。

Andy said that he had left his purse at home and asked if I could lend him five dollars.

 アンディは、財布を家に忘れてきたと言い、5ドル貸してくれないかと尋ねてきた。


I said to her," You look unwell. Have you seen the doctor?"

 私は彼女に「顔色が悪いね。医者には行った?」と尋ねた。

I told her that she looked unwell, and asked her if she had seen the doctor.

 私は彼女に顔色が悪いと伝え、医者には行ったかと尋ねた。

*see the doctor = consult the doctor


He said to me, "Have you had your lunch ? I am very hungry."

→ He asked me if I had had my lunch, and said that he was very hungry.



〔命令文 + and の場合〕

He said, "Work hard, and you'll get the license."

 「一生懸命やれば免許が取れるよ。」と彼は言った。

He said that if I worked hard, I should [would] get the license.

 彼は、私が一生懸命頑張れば、免許が取れるはずだと言った。

*that 以下には、主節+従属節などのあらゆる構文が取れます。

*そのまま適宜変換ののち、that 節以下に書き連ねる形になります。

 

〔命令文+ or の場合〕

He said to her, " Do your best, or you'll fail."

 「ベストを尽くせ。さもないと失敗するよ。」と彼は彼女に言った。

He told her that she would fail unless she did her best.

 彼は彼女に、全力を尽くさなければ失敗するだろうと告げた。

= He told her she would fail if she did not do her best.



*上記以外にも様々な組み合わせがあります。

〔疑問文+ 命令文の場合〕

I said to her, "What are you doing? Start at once."

 私は彼女に、「何をしているの?すぐに始めなさい」と言った。

→ I asked her what she was doing, and told her to start at once.

 私は彼女に何をしているのか尋ね、すぐに始めるよう言った。