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Reporting Verbs 5 |
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2026年8月1日 皆様、KVC Tokyo 英語塾 塾長 藤野 健です。 語法についてのコラムを長期間続けて来ましたが、今回からは再び文法の解説に戻り、過去のコラムにて纏まったテーマとしては扱って来なかった内容について触れていきます。まぁ、文法の落ち穂拾いとなりますが、これは扱うテーマが<落ち穂>である事とは無関係でであり大切な内容に違いはありませんのでご注意の程を。 さて、英語には直接話法と間接話法の区別があり、これは日本語での 「...」 を使う表現の有無に相当するものになります。日本語では、<彼は私に「君は早く宿題を仕上げてくれ」と言った。>は直接話法ですが、間接話法に換えると、<彼は私に私が早く宿題を仕上げる様に言った。>となります。英語も基本的には同様の考え方での変換が行われるのですが、英語の場合は更に 「...」 内の時制を主節の動詞の時制に応じて変化させる必要が生じます。また、この作法にも幾つかの例外事例や語の用法が存在し、初学者を戸惑わせる場合も見られます。これを鑑み、注意点についてざっと一通り解説して行きましょう。これまでに採りあげてきた文法内容に比較すると理解は容易かと考えます。しかし、この理解は欠かすことの出来ないものですので知識の再確認がてら頭に叩き込んで下さい。 英語には伝聞内容や人の考えた内容を述べる為の一群の動詞が存在し、Reporting Verbs 伝達動詞、報告動詞などと呼称されます。直接話法と間接話法は、それらの動詞が取り得る表現方法の1つの違いに相当するものになります。Reporting Vebrs に関して用例を含めて詳述して行きます。その第5回目です。 *塾長からの批判的検討を加えた上で以下のサイトの内容を参考に執筆しています。https://dictionary.cambridge.org/grammar/british-grammar/reported-speech-direct-speechhttps://www.eapfoundation.com/writing/references/reporting/https://www.ncl.ac.uk/academic-skills-kit/writing/academic-writing/reporting-verbs/https://latrobe.libguides.com/writing/reporting-verbshttps://www.efjapan.co.jp/eigo-resources/english-grammar/reporting-verbs/https://www.twinkl.jp/blog/reporting-verbshttps://www.frontiersin.org/journals/psychology/articles/10.3389/fpsyg.2026.1799996/fullPsychol., 02 April 2026 Volume 17 - 2026 | https://doi.org/10.3389/fpsyg.2026.1799996Reporting verbs across genre sets and research paradigms: a corpus-based analysis of denotation and evaluation in applied linguistics research articlesLiming Deng & Xinyue Lihttps://scholarsarchive.byu.edu/facpub/6373/Reporting verb variation across disciplines: An academic corpus studyGrant Eckstein, et al. ournal of Academic Language & Learning Vol. 16, No. 1, 2022, 59-75. ISSN 1835-5196https://journals.rcsi.science/2520-2073/article/view/404684?utm_source=openaiKalpana Ranganathan and Abdu Al-Kadi, (Re)voicing in academic writing: A study of reporting verbs in writing theses in hard sciencesTraining, Language and Culture _73, 2025 |
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Reporting Verbs の文法 4*間接話法に於いて、Reporting Verbs の後ろには、しばしば that 節、if/whether 節、或いは 疑問詞で始まる節が続きます。*これらのものの多くは直接話法に置き換えることも可能です。その直接話法の表現が一般的に利用されるものであるかどうかは別として。*しかし、すべての Reporting Verbs がこの様なパターンに従うわけではありません。*個々の動詞について取り得る文型や動詞型を必ず辞書にて確認し、用法を正しく覚えることが大切です。*reporting verbs の原義から、いずれに於いても主節動詞以下は S+V の意味構造、<伝えたいことの中身>を持つことになります。1.Reporting Verbs (間接話法形式)の構文/動詞型に拠る分類 (つづき)7.主語 + 動詞 + 動名詞/名詞 <Subject + Reporting Verb + Gerund/Noun>denyThey denied leaving the door unlocked.彼らはドアの鍵をかけ忘れたままにしていたことを否定した。= They denied <they left the door unlocked>.recommendHe recommended leaving early to avoid the traffic.彼は渋滞を避けるために早めに出発することを勧めた。= He recommended <we should leave early to avoid the traffic.mentionShe mentioned meeting him in Kyoto years before.彼女は、何年も前に京都で彼に会ったことに触れた。= She mentioned <she met him in Kyoto years ago>.proposeThey proposed building a small library by the station.彼らは、駅のそばに小さな図書館を建てることを提案した。= They proposed <they should build a small library by the station>.regretI regret saying those harsh words.私は、そのようなきつい言葉を言ったことを後悔している。= I regret <I said those harsh words>.reportWitnesses reported hearing a strange sound at dawn.目撃者たちは、夜明けに奇妙な音を聞いたと報告した。= Witnesses reported <they heard a strange sound at dawn>.suggestShe suggested taking the bus instead of driving.彼女は車ではなくバスに乗ることを提案した。= She suggested <we should take the bus instead of driving>.admitThey admitted stealing money from the shop.彼らは店からお金を盗んだことを渋々認めた。= They admitted <he stole money from the shop.>.point outBramwell points out the importance of testing this hypothesis.ブラムウェルは、この仮説を検証することの重要性を指摘している。= Bramwell points out <testing this hypothesis is important>.challengeJones challenges Nkosi’s assumption that economic considerations are at the foundations of all business.ジョーンズは、経済的配慮がすべてのビジネスの根底にあるというンコシの仮定に異議を唱えている。= Jones challenges <Nkosi assumes that economic considerations are at the foundations of all business>. |
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2.Reporting Verbs であっても後ろに直接話法を取れない動詞*Reporting Verbs には、直接話法スタイルと同時に上記の7通りのいずれかのスタイルも併せ取れる動詞もあります。*しかし一般的な利用に於いては、直接話法スタイルが許容されるのは、発話に関連する動詞が殆どとなり、それ以外では文芸上の表現に限り観察されるもの、或いは文法的には全く許容されない動詞も存在します。*その場合は、直接話法は許容されず、上に述べた7通りのいずれかの構文を取ることになります。*以下は、通常は 「that 節」 や 「to 不定詞」 「〜ing 形」 などで用いられ、"…" と言った のように直接話法で引用するのは不自然に感じられる、或いは頻度が低い動詞の一部になります。A.that 節を取るタイプ*通常は He admitted that … / She insisted that …の様に使い、直接話法にしにくい動詞群です。*文芸小説など或いは特に発言内容を引用することに価値があると考えられる場合では "…", he admitted.のような用法が見られるものもありますが、一般的な学習文法では indirect で使う動詞として扱われます。admit deny insistsuggest recommend explaincomplain mention confessagree claim announceremark stateB. ing / 前置詞+ing で使うタイプ*行為そのものに重点を置く動詞群になります。admit doing deny doing suggest doing recommend doingcomplain about doing apologise for doing insist on doingaccuse A of doing blame A for doing congratulate A on doing例えばHe apologised for being late.She complained about being ignored.*これらを "…" と続けるのは必ずしも不文とは言えず、直接話法は文芸作品などではお目に掛かる表現ではあっても一般的ではありません。*本コラムの次回以降の、一般的に利用される Reporting Verbs の解説では、出来る限りに於いて直接話法の用例を掲載するように努めています。3.直接話法形式を取れる Reporting Verbs*Reporting Verbs とは人の発言や想念を人から人へと伝える為の動詞になりますが、必ずしも相手の言葉を直接伝える用途に利用されるものばかりではありません。*間接話法形式で情報を伝達し得れば、それも立派な Reporting Verbs になり得ます。*一般的に利用される Reporting Verbs は、直接話法スタイルを取り得るものがまだしも多いのですが、学術論文などに於いては、 Reporting Verbs は必ずしも直接話法スタイルが取れる、或いはそれが一般的であるとは限りません。*寧ろ間接話法形式で端整に述べる表現法がメインとなります。*直接話法を自然に取り得るのは、<発話系> Reporting Verbs が主たるものとなり、それ以外の動詞、すなわち<態度・評価・思考系>の Reporting Verbsでは、直接話法にすることは一般的ではなく、"..." でぶら下げるのは不自然になるものが多いですね。*直接話法にて表現する場合も、小説や物語、日常会話の記録など、生き生きとした臨場感を再現する為の表現方法になります。*或いは、当人の発言内容をそのまま引用することに何らかの価値を認める場合です。*一般的に利用される Reporting Verbs は通常の文章記述などではそもそも直接話法で記述されることはありません。*これは日本語に於いても同様の事であり、特に発言をそのまま引用するシーン、例えば首相が「・・・」と述べた、など以外では直接話法は利用しないことからお分かりかと思います。*この様なことも踏まえつつ、文中に於いて会話や発言を展開する時、 Reporting Verbs を適切な形で自由自在に利用できる様にしておくと表現の幅を一気に広げることが可能になります。4.Reporting Verbs の時制*一般的な利用の場では、過去形でも現在形でも使用可能です。*現在形の場合、そのままで、<〜している>という意味を表しますので現在進行形にする必要はありません。*アカデミック・ライティングの場では、Reporting Verbs は現在形で用いられる場合が多いです。*これは過去の研究を現在に引き寄せ、より最新かつ重要なものとして強調できるためです。Playing golf appears to have significant benefits for a person’s physical and mental health (Woods & Norman, 2018).ゴルフをすることは、人の心身の健康に大きなメリットをもたらすようだ (Woods & Norman, 2018)。*但し、過去の研究の具体的な結果について報告したり、研究の実施方法について説明したりする場合は、過去形を使用します。The authors examined the relationship between golf and heart disease. Fifty professional golfers participated in the study.著者らは、ゴルフと心臓病との関連性を調査した。50人のプロゴルファーが本研究に参加した。*一般的なテーマに関する研究を要約する場合(例:「研究者らは発見した…」など)は、現在完了形を使用します。Several studies have found that playing golf can reduce the risk of falls in the elderly (Brown, 2018; Green, 2019; White, 2018).いくつかの研究により、ゴルフをすることは高齢者の転倒リスクを低減させることが明らかになっている (Brown, 2018; Green, 2019; White, 2018)。 |
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次回からは一般的に利用される Reporting Verbs の用例について紹介していきます。 |
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