英文長文読解 短期集中 個別指導 

仮定・条件を表す表現 文法的理解@

KVC Tokyo  英語塾

                               





















https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english/
























































































































































塾長のコラム 2022年5月15日 仮定・条件を表す表現@






仮定・条件を表す表現@




2022年5月15日

皆様、KVC Tokyo 英語塾 塾長 藤野 健です。

 これまで時間に関連する表現として、「現在」と「過去」について触れて来ました。「未来」を表す表現も今後扱う予定ですが、その前に、他の時間関連表現についてお話しましょう。今回からは、もしも〜ならば、〜するだろう、もしもあの時からだったなら〜しただろう、の、広義の未来、過去未来表現、即ち仮定、条件を表す一連の表現について解説を加えて行きます。時制表現の面から混乱と戸惑いをお感じの方々も多いのではと推測しますが、基本的概念を押さえておけば自信を持って対処出来る様になる筈です。


英国ケンブリッジ英語辞典の用例を主に参考に解説を加えて行きます。

https://dictionary.cambridge.org/

https://dictionary.cambridge.org/grammar/british-grammar/conditionals-if

https://dictionary.cambridge.org/grammar/british-grammar/conditionals

https://dictionary.cambridge.org/grammar/british-grammar/conditionals-other-expressions-unless-should-as-long-as







ALL  CONDITIONALS | 0,1,2,3 and MIXED CONDITIONALS - English  Grammar  |  if....

2020/12/18 Arnel's Everyday English

English  Grammar - ALL CONDITIONALS plus  MIXED  CONDITIONALS

https://youtu.be/4H3-2smRJJY


ちょっと長目の解説動画ですが、一般の日本の高校生にも分かるぐらいに易く解説して

呉れています。この動画を見れば国内でアップされている条件文の半端な解説動画など

見る価値が失せます。餅は餅屋で、英語の事は優れた native に解説して貰うのが矢張

り最善ですね。Arnel さんが努めて平易な英語を話して呉れていますので、このレベルの

ものは聴き取れるぐらいに訓練を積んで下さい。conditionals とは条件文の事です。


ここでは、常態としていつも起こり得ることを表現する場合には主節にwill を使わず現在

形そのものを使いますが、この条件文を zero conditional と定義し、より特異的に、〜

するだろうの意味に will を使うのものを  1st conditional  として区別しています






仮定・条件を表す表現の文法的理解@




条件文 conditionals とは


*条件文とは想像上の或いは不確定な状況、並びにそれらの状況からのあり得る結果について考える文章になります。最も普通の条件文は if を使用するものです。


*条件文は、条件節  conditional  clause  と その条件の下での、あり得る結果を述べる主節  main  clause  とから構成されます。


*条件節を導く他の接続詞にはunless,  should,   as  long  as などがあります。これら以外にも、意味的に条件節を構成する用語があります。


*仮定法現在(現在若しくは未来のあり得そうなことを述べる)、仮定法過去(現在若しくは未来の起こり得なさそうなことを述べる)、仮定法過去完了(過去の起こらなかったことがもしも起こっていたらと仮定する)の3通りがありますが、仮定法現在の内、当然常に起こり得る事象の文を zero- conditional と呼称し、他のものを順に、first- conditional,  second-conditional,  third-conditional と呼称するのが現在の英文法の一般的な姿になっています。


*ゼロ条件文では、主節にはwill などを使わず、現在形の動詞を用います(常態的真理を表します)。既に自明の真実を述べる訳ですからwill などを使う必要も無いと言うわけですね。これに対し、first-conditional では常態的真理ではない個別の事例について語り、主節には will などを用います。


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仮定法現在 = zero conditional + 1st conditional


zero conditional:  if  =  when  と考えて理解して下さい。もしも〜、の仮定の意味はほとんどありません。判り切った事実、真実、習慣表現に利用します。


If the wind blows, the trees move. 風が吹けば木は揺れる。

= When the wind blows, the trees move.  常態的真理ですので主節に will は用いず動詞現在形を用います。


If the weather is fine, we eat outside on the  terrace.  (Every  time this happens, this is what we do.)

 もし天気が良ければ、我々は外のテラスで食べることにしている。いつもの習慣で決まり切っている常態ゆえ動詞現在形を用います。

= When the weather is fine, we eat outside on the  terrace.


If the kids are enjoying themselves, we just let  them  go  on  playing till they’re ready for bed. (Every time this happens, this is what we do.)

 子供達が楽しんでいる時は、寝る準備が出来るまで子供達を遊ばせておくだけよ。(毎度の習慣)

= When the kids are enjoying themselves,  we  just  let  them  go on playing till they’re ready for bed.


If the economy is growing by 6%, then it is  growing  too  fast.  (If it is true that the economy is growing by 6%, then it is true that it is growing  too fast.)

経済が6%で成長しているなら、成長が速すぎるな。(帰結される当然の真理)

=  When the economy is growing by 6%, it is growing too fast.


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1st conditional:  現在若しくは未来のあり得そうなことを述べる


If I get the job in Milan, もし私がミラノで職を得るならば(条件節:想像された状況)

I’ll be pretty happy. 私はとても幸せになるでしょう。(主節:その条件の結果)


We’ll have the party in the garden 庭でパーティーを開きます(主節:結果)

as long as it doesn’t rain. (or … if it  doesn’t  rain.  or …  on  condition  that it doesn’t rain.)雨が降らない限り (条件節:想像された状況)


If a lot of people come, we’ll have to get  extra  chairs.

 もし沢山の人々が来るなら(条件節:想像された状況)、私たちは予備椅子を得ないとね(主節:その条件の結果)。


Unless you book weeks in advance, you won’t  get  a f light.

 もし数週間前に予約しないなら(条件節:想像された状況)、君は航空券を取れないよ(主節:結果)。


Unless you book weeks in advance, you'll never  get  a  flight.

 もし数週間前に予約しないなら(条件節:想像された状況)、君は絶対に航空券を取れないよ(主節:結果)。


Unless you book weeks in advance, you may  not  get  a  flight.

もし数週間前に予約しないなら(条件節:想像された状況)、君は航空券を取れないかもよ(主節:結果)。


Unless you book weeks in advance, you might  not  get  a  flight.

もし数週間前に予約しないなら(条件節:想像された状況)、君はひょっとすると航空券を取れないかもよ(主節:結果)。






English  Conditional  Sentences (with examples!) 2020/02/07 mmmEnglish

Do you  know  when  to  use E nglish conditional sentences? Let's go over the  different

uses of  all  four  conditional sentences (with examples)! Including the  zero  first,

second,  third conditionals!  https://youtu.be/FH3ThwR99LM


こちらの動画でも簡潔明確に条件文の解説を行って呉れます。






時制とその組み合わせ表現


*条件節の動詞の時制は、その想像上のものがあり得そうなのか不可能なのかの<話し手の視点>を反映します。


*実現不可能な現在の状況を示すには条件節にて過去形を (仮定法過去)、実現不可能だった過去の状況を示すには条件節にて過去完了形を(仮定法過去完了)使用します。


*この先実現可能なことを示す場合は、未来のことを想定する形になりますが、条件節の中では未来のことであっても現在形を使用することにご注意下さい。


*まぁ、あり得る未来を語るのに現在形を用い、あり得ない未来 (または現在) を語るのに過去形を用い、あり得なかった過去を語るのに過去完了形を使う、との時制が1つずつ過去側にズレる訳です。


*逆に考えれば、条件節の動詞が現在形 (現在進行形)であればこれから起こる事を、過去形(過去進行形)ならこれから(或いは今)起こり得ない事を(例外あり)、過去完了形であれば、過去に起こらなかったことを示しますので、瞬時に判断して下さい。


主語が単数でも、あり得ない未来を語る際には  was  ではなく  were  を使いますが、was も実際には使われます。


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比較例文


仮定法現在

If you win the next match, will you be in  the  semi-final?

   (present simple + will indicates the  speaker  thinks  winning  the  match is possible or likely)

 もし君が次の試合で勝つなら君は準決勝に入ることになるよね?


If you win the next match, you'll be able to  be  in  the  semi-final.

 もし君が次の試合で勝つなら君は準決勝に残れることになるよ。

 (現在時制+will の組み合わせで、話し手は試合に勝つことがあり得そうだ、可能だと考えて居る)


   


仮定法過去

If I won a million pounds, I would give  this  job  up  tomorrow!

  (past simple + would indicates the  speaker  thinks  winning  a  million  pounds is not likely to happen)

 もし100万ポンド当たるなら、明日にもこの仕事を辞めるんだけど。

 (単純過去+ would + 現在形で、現在に起こり得ないことを想像して、その取り得る結果を表す。)



*注意:

 過去の常態を示す場合に if + 過去形を用いる事が有りますが、仮定法過去の用例ではありません。zero conditional の過去 version であり、if を when と置き換えて解釈します。


If my father had a day off, we always went to  see  my  granddad.  (Every time that happened in the past, that is what we did.)

 僕の父が休みの時は、我々はいつもお爺ちゃんに会いに行ったんだよ。

= When my father had a day off, we always went to see my granddad.


Kevin always came in to say hello if he was  going  past  our  house. (Every time he was going past our house, that is what he did.)

ケビンが我々の家の前を通る時は、彼はいつもハローと言って顔を見せたよ。

= Kevin always came in to say hello when he was going past our house.


If we wanted someone to fix something, we  would  ask  our  neighbour. He was always ready to help. (Every time we wanted someone, we would  ask our neighbour.)

誰かに何かを修理して欲しい時には。我々は隣人に頼んだものさ。彼はいつも進んで手助けしてくれた。

= When  we wanted someone to fix something, we  would  ask  our neighbour. He was always ready to help.


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*下記の時制表現の違いにご注意下さい:


仮定法現在

If we win the competition, we'll be  traveling  (or  travel)  around  Moscow  next yaer.  (present simple + will  refers to an impossible condition,  the  event is  likely to happen)

 もし我々がその競技に勝つなら、来年はモスクワ周囲を旅行しているさ。

 (現在形 +will + 原形で、起こり得る仮定+未来のあり得る結果を表す。)


仮定法過去

If we won the competition, we would be  traveling  (or  travel)  around  Moscow  next yaer.  (past simple + would  refers to an impossible    condition, the event is not likely to happen)

 もし我々がその競技に勝つなら、来年はモスクワ周囲を旅行しているのになぁ。

 (過去形 +would + 原形で、現在起こり得ないだろうことが仮に起きていた場合の、未来のあり得る結果を表す。)


仮定法過去完了

If we had won the competition, we would  have  had  a  free  trip  to  Moscow. (past perfect + would have refers to an impossible condition ,the    event did not happen)

 もし我々がその競技に勝っていたなら、モスクワに只で旅行出来たのに。

 (過去完了+would + 完了形で、過去に起こらなかったことが仮に起きていた場合の、過去のあり得る結果を表す。)