英文長文読解 短期集中 個別指導 

仮定・条件を表す表現の文法的理解 A

KVC Tokyo  やり直し硬派英語塾

                               





















https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english/
























































































































































塾長のコラム 2022年5月20日 仮定・条件を表す表現A






仮定・条件を表す表現A




2022年5月20日 (2024年3月2日 倒置の項追記)

皆様、KVC Tokyo 英語塾 塾長 藤野 健です。

 これまで時間に関連する表現として、「現在」と「過去」について触れて来ました。「未来」を表す表現も今後扱う予定ですが、その前に、他の時間関連表現についてお話しましょう。今回からは、もしも〜ならば、〜するだろう、もしもあの時からだったなら〜しただろう、の、広義の未来、過去未来表現、即ち仮定、条件を表す一連の表現について解説を加えて行きます。時制表現の面から混乱と戸惑いをお感じの方々も多いのではと推測しますが、基本的概念を押さえておけば自信を持って対処出来る様になる筈です。その第2回目ですが、引き続き文法的を解説し、次いで<各論>に入りましょうか。


英国ケンブリッジ英語辞典の用例を主に参考に解説を加えて行きます。

https://dictionary.cambridge.org/

https://dictionary.cambridge.org/grammar/british-grammar/conditionals-if

https://dictionary.cambridge.org/grammar/british-grammar/conditionals

https://dictionary.cambridge.org/grammar/british-grammar/conditionals-other-expressions-unless-should-as-long-as


https://www.grammarly.com/blog/will-would-in-if-clause/

 Should I Use Will or Would in an If-Clause?







Learn English  Grammar:  The 4 Conditionals 2020/04/13 Learn English with  Gill   engVid

Do conditionals  in  English  drive you crazy? They’re so easy to get mixed up!  There  are

four conditionals  in  English  grammar, numbered zero through three. So inthis  lesson  I’ll

give you an overview  of  all  four, with examples of each. If you watch thisvideo  and  do

the quiz at https://www.engvid.com/learn-english-... you will have a  better  understanding

of conditionals in English.  (That last sentence is an example of the  first  conditional!)

https://youtu.be/veTo6eWJQrM


2年前にこの動画が up されてからの再生回数が 3000万回を超えています。解説が分かり易く

また合理的に纏められているからなのでしょう。条件文を内容の確からしさと時制の観点からゼロ

〜4の段階に分けて居ますが、これが現在の教授法なのでしょう。塾長の受験生時代には<仮定

法>と<そうじゃない仮定>の2通りを指導されただけで混乱も大きかったことを思い出します。

英語指導法も進化し洗練されて来たのですね。これだけ押さえておけば大学入試程度には十分

どころかお釣りが来そうです。






仮定・条件を表す表現の文法的理解A




条件節と主節の順番


条件節を主節の前に置く事が普通ですが、その逆になる場合もあります。


If you see Dora, will you give her a  message?  (conditional  clause  first;  a  comma is normally used in writing)

 ドラに会ったらメッセージを伝えて呉れる?(条件節が最初に来る書き言葉では一般的な表現です。主節の前に通常はコンマを入れます。)


I’ll go to Bristol tomorrow if the weather  is  good.  (conditional  clause  second;  a comma is not normally used in writing)

 もし天気が良いなら僕は明日はブリストルに行くよ。(条件節が後に来ますが、書き言葉ではコンマは普通は入れません。)




条件節の動詞形態


条件節の動詞形態は、意味に応じて単純形か進行形を取ります。この進行形は未来を表す進行形では無く、〜している(していた)なら、の意味を表します


If you owe money, you must pay it back  immediately.  (simple)

 もし君がお金を借りているなら、直ちに帰さねばならない。(動詞単純形、現在に於ける単なる仮定)


If you’re feeling hungry, we can go and  get  something  to  eat.  (continuous)

 もし君が空腹に感じているなら、我々は何か食べる物を買いに出ることが出来るよ。(動詞現在進行形、現在に於ける単なる仮定)


cf. get = buy 買う



以下、現在または過去の現実・事実に反する仮定


If you had been feeling hungry then,  we  could  have  gone  and  gotten  something to eat. (continuous)

 もし君がその時に空腹に感じていたのなら、我々は何か食べる物を買いに出たことが出来たのに。(動詞過去完了進行進行形、過去への仮定)


If he had time, he always called in to  see  us.  (simple)

 もし彼に時間があるなら、我々に会おうといつも電話してくれるのだが。(彼は今時間が無いので電話も掛けられない、現在のあり得ない仮定)(動詞単純形)


If they were working, we always tried not to  disturb  them.  (continuous)

 もし彼らが働いているならば、我々は彼らを邪魔しないように常に努めるのだが。(彼らが働いていないので我々は頓着しない、現在のあり得ない仮定)(動詞進行形)


If they had been working, we had always  tried  not  to  disturb  them. (continuous)

 もし彼らが働いていたならば、我々は彼らを邪魔しないように常に努めたのだが。(彼らが働いていなかったので我々は頓着しなかった、過去への仮定)(動詞進行形)



以下、現在または未来の単純な仮定


cf. If they are working, we always try  not  to  disturb  them.

 もし彼らが働いているなら、我々は彼らを邪魔しないように務めます。


If they are working tomorrow , we will always try  not  to  disturb  them.

 もし彼らが明日働いているなら、我々は彼らを邪魔しないように務めるつもりです。


If they work tomorrow, we will always try  not  to  disturb  them.

 もし彼らが明日働くなら、我々は彼らを邪魔しないように務めるつもりです。



*未来に関しては、先の事は100%の確定は出来ないので、<あり得ない>確定事実は論理上存在せず、仮定法未来なる用法はありません。

*但し、現在または未来の、起こり得る蓋然性の低い仮定については表現する方法があります。





*以下の2つの用例が Cambridge dictionary に掲載されていました。


If you’re coming to the party,  please  let  me  know  in  advance.

 もし君がパーティに来るなら前もって僕に知らせて下さい。


*この if 節の中の are coming  は現在進行形即ち、実際に今パーティに来つつある、接近している、のではなく、未来表現(未来に〜するつもり、予定)と考えるしかありません。if  節の中では未来のことを語る時に現在形  present simple で表現しますので、本来なら if you come to the party とすべきですが、会話表現としては be doing を利用する表現が成立するのでしょう。現在進行形表現も時制的には現在ですので、それが未来の意味を持つとしても if 節の中では許容されるのかと思いますが、ちょっと微妙なところですね。


If he won't do it, I shall do it and then  there'll  be  trouble!

 もし彼がそれをしようとしないのなら、僕がそれを遣ってみせますが、そうなると問題が起きますね。


*if 節の中は未来の事を想定しても未来形では無く現在形で記述します。この文章の he won't do it は、<現在に於いて>彼がどうしてもそうしない、との現在の時間感覚、即ち、意思、粘り強さ、希望の表明として扱っています。




条件節や時間を記述する節中では will や would を使わないのか?


*受験参考書や文法問題集などではこれに関して口酸っぱく唱えられていますが、実際のところはどうなのでしょうか?


---------------------------------

https://www.grammarly.com/blog/will-would-in-if-clause/

 Should I Use Will or Would in an If-Clause?

ここに以下の記述が有ります。


An if- or when-clause (often used to form  conditional  sentences)  generally does not contain "will," which is the simple future tense of the verb" to be." One exception is when the action in the  if-  or  when-clause takes place after that in the main clause. For example, consider thefollowing sentence:


Correct:If aspirin will ease my headache, I will take  a  couple tonight instead of this horrible medicine.

The action in this sentence is the aspirin easing  the headache,  which  will take place only after the speaker takes them later that night.


Another exception is when "will" is not being  used  as  an auxiliary verb, but as a modal verb. In other words, "will" is permitted when it is being  used to politely express willingness, persistence  or  a  wish. For example, consider the following sentence:


Correct:I think I will warm some water for tea  if  you  willexcuse me.

The speaker will only warm up the water if he  is  excusedby the listener.


多くの書き手は、if節の中で "will "や "would "を使うのは同じように正しいのだろうかと疑問に思います。短い答えは「ノー」ですが、例外もあります。


if-句やwhen-句(条件文によく使われる)には、一般的に "will "は使いません。"will "は動詞 "to be "の単純未来形です。例外は、if-句またはwhen-句の動作が主節の動作の後に起こる場合です。たとえば、次の文を考えてみましょう:


正: もしアスピリンが頭痛を和らげてくれるなら、今夜はこのひどい薬の代わりに 2、3錠飲もう。


この文の動作はアスピリンが頭痛を和らげることであり、それは話し手がその夜のうちにアスピリンを飲んだ後に起こります。


もうひとつの例外は、"will "が助動詞としてではなく、様態動詞として使われる場合です。つまり、 "will " は意志や粘り強さ、あるいは願いを丁寧に表現するために使われる場合に許されるのです。例えば、次のような文を考えてみましょう:


正: お許し戴けるのでしたら、お茶用のお湯を温めようと思います。


正解:話し手は聞き手から許された場合のみ、お湯を温めます。


---------------------------------


*以上の原則はwould を使用する場合にもそのまま当てはめる事が出来ます。


*端的に言えば、<未来用法: もしその後に〜になるのであれば; 非未来用法: もし〜したいのであれば、もし〜ゆるしてくれるなら、もしいつもの様に〜ならば>の場合は will, would を使って良い訳です。


*まぁ、条件節、時間節内では、will, would が未来用法の法助動詞の場合は、続発が期待・推定出来る内容の場合のみ、未来以外の用法の法助動詞の場合は基本的に利用可能、と言う話です。


The puppies would die if there wouldn't be any help.

 もしこの先、何の助けも来なければ、子犬達は死んでしまっただろう。(if 節で、主節以降の未来について語っている)







hart  warming  rescue

The puppies would die if there wouldn't be  any  help.

 もしこの先、何の助けも来なければ、子犬達は死んでしまっただろう。

(if 節で、主節以降の未来について語っている)

https://www.youtube.com/shorts/MsbjPnUjR1c


この様にif 節内で主節に対して続く更に未来について語る場合、未来を表す法助動詞

will, would の使用が正しいとされます。




Mixed  Conditionals  | English Grammar | Examples & Practice 2020/06/11

mmmEnglish  Do  you  know much about MIXED conditionals? Find out how touse  this  

interesting  English  grammar & practice with me! Watch though and completethe  QUIZ  

with  me  at  the  end https://youtu.be/FuWk4lTt3UE!


内容的にはだいぶ高度になります。mixed conditionals がスラスラと読み書き出来る様で

あれば英語の時制表現に関しては完成の域にあると言っても良いと思います。非常に聴き

取り易い英国発音で解説して呉れます。






Mixed Conditionals 混合型条件文


*過去にあり得なかったことを示す条件節に対しては、その結果、過去には〜だったろう、以外に、今頃は〜だろう、現時点より未来には〜だっただろうに、の結果が取り得ます。この場合は、条件節では if + 過去完了形、主節では  would  +  原形で文を作ります。


*現在の推定には現在を表す時間表現を添え、未来の推定には未来を表す時間表現を加えるだけの違いです。


*would に変えて、could,  might,  should,  must なども利用出来ます。


*現在若しくは未来のあり得ないことを示す条件節に対しては、主節としてはあり得ない未来または現在を示す(通常の仮定法表現)、の他、あり得なかった過去、過去の経験を表す場合の2通りが取れます(時間のズレ)。後者の場合は、条件節は if + 過去形, 主節は would  (その他の法助動詞)+完了形、となります。


*上記2つの場合を、混合型条件文  mixed  conditional  と呼称する場合もあります。要は、条件節と主節の時制がズレている訳です。


* mixed conditionals の英文がスラスラと読み書き出来るようになれば、英語の時制に関しては習熟したと考えて良かろうと思います。英語話者が普通に出来ている事ですので我々にも出来ないことはありませんね。


*non- mixed  conditionals の文章とは、

 <If 節が過去形>+<主節が would  + 原形>、或いは、

 <If 節が過去完了>+<主節が would  + 完了形>

   の組み合わせ(過去同士、或いは完了同士の組み合わせ)になります


*これに対し、mixed  conditionals の文章とは、

 <If 節が過去形>+<主節が  would  + 完了形>、或いは、

 <If 節が過去完了>+<主節が  would  + 原形>

   の組み合わせ(過去と完了形)に過ぎません。


*過去は現在の意味に、過去完了は過去の意味にズラして把握するだけで慌てる必要もありません。条件節並びに主節の、動詞の時制にではなく文意が意味する時制に対して時間表現を加えます。


---------------------------------------


If we had won the competition, we would be  traveling  around  Moscow  now.  (past perfect + would  refers to an impossible condition, the  event    did not happen)

 もし我々がその競技に勝っていたなら、今頃モスクワ周囲を旅行しているのに。

 (過去完了+would + 原形で、過去に起こらなかったことが仮に起きていた場合の、現在のあり得る結果を表す。)


If we had won the competition, we would be  traveling  (or travel)  around  Moscow next year.  (past perfect + would  refers to an impossible    condition, the event did not happen)

 もし我々がその競技に勝っていたなら、来年はモスクワ周囲を旅行しているのになぁ。

 (過去完了+would + 原形で、過去に起こらなかったことが仮に起きていた場合の、未来のあり得る結果を表す。)


If we won the the competition tomorrow,  we  would  have  been  traveling  (or travel)  around  Moscow last year.  (past simple + would  have  refers to an impossible   condition, the event is  unlikely  to  happen in the future)

 もし我々がその競技に明日勝つなら、昨年はモスクワ周囲を旅行していたのになぁ。

 (条件節:過去形+未来の時制表現、主節 would + 完了形で、未来に起こり得ない事が仮に起きた場合の、過去のあり得る結果を表す。)

*この文章は形式的には成立しますが、意味が取れません!



If I didn't have an important meeting  tomorrow,  I  would  have  gone out dancing.

 もし明日に重要な会合が無かったなら、僕はダンスに出掛けていたんだけど。(明日の会合の準備があるのでダンスに行けなかった)

(条件節:否定の過去形+未来の時制表現、主節: would + 完了形で、未来に起こり得る事が仮に起きない場合の、過去のあり得る結果を表す。)

(Mixed Conditionals | English Grammar | Examples & Practice 2020/06/11 mmmEnglish https://youtu.be/FuWk4lTt3UE!  掲載の例文からの引用)


If I were rich, I could have traveld around  Moscow.

 もし私が今仮に金持ちなら、とっくの昔にモスクワ周囲に旅行出来ていたのだが。

 (過去形 +would + 完了形で、現在起こり得ないだろうことが仮に起きていた場合の、過去のあり得る結果を表す。)


If I were rich, I would have bought that car.

もし私が今金持ちなら、過去にその車を買っていたろうに。(今金持ちなぐらいならとっくの昔にその車を買ってたよ)

*主節の完了表現を<もし今〜であるなら過去に〜の経験が出来たろうに>と解釈しても良いと思います。


---------------------------------------


<参考>

英語の未来表現について


*英語の動詞時制にはフランス語などと異なり未来形の格変化がありません。 <be   +  doing  +  未来時間表現>或いは <will  do>、<be  going  to  do> でその先に行う事を示します。単純に未来に起きる事を述べる動詞表現が無く、今〜しているところだ、の現在進行形との区別、 また will  を用いての〜してみせる、の意志表現と  be  going  to  do の他律的にそうなることになっている、との区別、が曖昧であり、この点に於いて明確性の低い未分化な言語と言えますね。 youtube  上では  be  going   to  do  と  will  do のニュアンスの違いなどについて屡々解説が為されていますが、慣用表現を用いてニュアンスを理解する他は無く、 non-native  には理屈として分かり難いところがあります。


*時制に関しては実は日本語にも未来形の活用は無く、現在形+未来の時間表現で未来形を構成します。<僕は明日はパンを食べます>が正式な未来形で3り、<僕は明日はパンを食べるだろう>の表現は厳密には未来形ではなく、推量或いは意志の混じった表現になります。


*高校で漢文を習った方なら薄々お気付きかと思いますが、中国語動詞には時制の活用が無く、付帯的表現を交えて時制を表現します。


*これら未来時制については、詳しくは塾長のコラム https://www.kensvetblog.net/column/201909/20190920/ をご覧下さい。


*日本語ではあり得る条件を述べる時にも、もし宝くじが当たるなら、と同じく、もし宝くじが当たったら、と過去表現が普通に利用されます。あり得なかった過去の条件については、あの時〜だったなら、〜していたなら、などの過去表現になりますね。即ち、現在未来或いは過去のあり得ない仮定に関しては全て過去表現で表します。過去形と過去完了形の区別が無い日本語固有の事象とも言えますね。


*be going to do と will do の違いについては、後日の未来表現のコラムシリーズにて取り上げる予定です。








INVERSION - Advanced English Grammar | Learn how to INVERT  your  sentences

and  the  CONDITIONALS  Arnel's Everyday English 2022/09/02  

https://youtu.be/ivrER84mTOc


inversion は、逆さまになること、反転、逆転の意味ですが、英文法に於いては

<倒置>の意味になります。どの様な場合に文の倒置が起きるのかをエイメル

さんが毎度の如くに明快且つ合理的に解説して呉れ大変参考になります。

まぁ、ヘタな文法書よりはこちらの動画の方が余程タメになります。





条件文の倒置  (2024年3月2日 追記)

*否定の文言を文の先頭に倒置する表現がありますが、これは否定の意味をまず明確に印象づける、詰まりは強調する為に利用されますが、同時に改まったformal な表現になります。平たく言えば、勿体を付けた表現になります。文章言葉になります。

*これと同様な意味合いで、条件、仮定を述べる条件節にて倒置を用いる例もそこそこ見受けられます。


---------------------------------------


単なる条件文 (1st conditional)

If we win the competition, we will be traveling  around  Moscow  next summer.

 もし我々がその競技に勝つなら、来夏はモスクワ周囲を旅行しているだろう。


→ If を Should に置き換える

Should we win the competition, we will be traveling  around  Moscow  next summer.

 もしも我々がその競技に勝つなら、来夏はモスクワ周囲を旅行しているだろう。


*これは if ...should do の倒置とも見倣す事が出来ますが、事象の起きる蓋然性が低い、の意味になります。

*もし、を強調することは、もし<も>、即ち蓋然性が低かろう事に意識が強まる訳ですね。


---------------------------------------


仮定法過去 (2nd conditional)

If we won the competition, we would be traveling  around  Moscow  next summer.

 もし我々がその競技に勝つなら、来夏はモスクワ周囲を旅行しているだろうに。


→Were + to 不定詞に換え、if を消します。


Were we to win the competition, we would be  traveling  around  Moscow next summer.

 もしも我々がその競技に勝つなら、来夏はモスクワ周囲を旅行しているだろうに。


*これは if ..were to do の倒置とも見倣す事が出来ますが、事象の起きる蓋然性が低い、の意味になります。

*もし、を強調することは、もし<も>、即ち蓋然性が低かろう事に意識が強まる訳ですね。

*were を使う時点であり得ない、あり得なさそうな事実を語る事が期待は出来ますが、実際には、if...were to do で<現在に於ける蓋然性の低いこと>を述べるのも利用されることに注意して下さい。(このコラムシリーズの後ほどに解説します)

*即ち、仮定法過去を Were..to do に直すと、仮定法過去を確実に意味しているのかどうか曖昧性を持ってしまいます。


---------------------------------------


仮定法過去完了 (3rd conditional)

If we had won the competition, we would be  traveling  around  Moscow  now.  (past perfect + would  refers to an impossible condition, the  event    did not happen)

 もし我々がその競技に勝っていたなら、今頃モスクワ周囲を旅行しているのに。


→ 助動詞 had を文頭に出してif を消します


Had we won the competition, we would be  traveling  around  Moscow  now.  (past perfect + would  refers to an impossible condition, the  event    did not happen)