英文長文読解 短期集中 個別指導 

modal verbs の意味用法 概論A

KVC Tokyo  やり直し硬派英語塾

                               





















https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english/
























































































































































塾長のコラム 2022年12月1日 法助動詞 modal verbs と関連表現B






法助動詞 modal verbs と関連表現B




2022年12月1日

皆様、KVC Tokyo 英語塾 塾長 藤野 健です。

 英語表現の1つの山である条件文について既に解説しましたが、その中で will, would などの助動詞(正式には法助動詞 modal verb と呼ぶ)が頻繁に、或いは必ずと言って良いほど登場しました。そこでこの先暫くの間は、法助動詞並びにその関連表現について深い切り込みを与えようと思います。意味用法について完全な自信を持てない方には見直しの参考に大きな力となろうかと思います。これまでに断片的に触れて来た表現も数多く含まれますが、復習がてら再確認して下さい。解説の第3回目です。

英国ケンブリッジ英語辞典の用例を主に参考に解説を加えて行きます。

https://dictionary.cambridge.org/

https://dictionary.cambridge.org/grammar/british-grammar/modal-verbs-and-modality

https://dictionary.cambridge.org/dictionary/english/modal








Tavares - Heaven Must Be Missing An Angel (1976)  TopPop

2015/10/09 TopPop

Tavares had a  number  one  hit in the Netherlands. In December 2021 they are  at  spot

no. 876  in the Top  2000 in the Netherlands. https://youtu.be/J123lM0RvzM


勿論、当時塾長はシングル盤を買いに走りました!が、今聞き直しても名曲だと感じます。

Heaven must be  missing  an  angel/ Missing one angel, child, cause you'rehere  with  me

right now  天国は天使を1人逃したに違い無い/だって今まさに僕の隣に居るんだから






複数の異なる意味を持つ modal verbs の例 A




*strong obligation 強い義務


must

You must arrive at 6 to pick up the tickets.

 君はチケットを受け取りに(受け取るために)6時に到着せねばならない。


have to

I have to go up to the hospital twice a week.

 私は週に2度その病院まで行かねばならない。


need to

We need to win this game to get into the final.

 決勝に残る為には我々はこの試合に勝つ必要がある。


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*weak obligation 弱い義務


should

Children should look after their parents in old age.

 子供達は老齢の親の面倒を見るべきです。(話者個人の意見)


ought to

Children ought to look after their parents in old age.

 子供達は老齢の親の面倒を見るべきです。(社会一般の意見)


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*no obligation 義務の無さ


needn’t

I needn’t do it now. I’ll do it later.

 僕は今はそれを遣る必要は無いよ。後で遣るつもりさ。


don’t need to (一般動詞)

I don’t need to do it now. I’ll do it later.

 僕は今はそれを遣る必要は無いよ。後で遣るつもりさ。


don’t have to

I don’t have to do it now. I’ll do it later.

 僕は今はそれを遣る必要は無いよ。後で遣るつもりさ。


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*permission  許可


can

Can we go out now?

 僕らは今外出していい?


You can go now if you’ve finished.

 仕事を終えたなら君は今外出出来る。


may

You may go now if you’ve finished.

 仕事を終えたなら君は今外出しても良い。


May I borrow a chair?

 椅子を借りてもよろしいですか?


could

Could we borrow the car?

 その車をお借り出来ますか?


might

Might we have a little more time to finish the  exam?  (very  formal)

 試験を終える為にもう少し時間を戴けますか?


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*no permission 不許可


can’t

You can’t go in without a ticket.

 チケット無しでは入れません。


may not

You may not enter while the exam is in  progress.  (formal)

 試験時間中は入ってはいけません。


しなくても良い、と解釈するのは誤りです。may  not  で禁止を表します

*may の許可、不許可の表現は対人表現の場でのみ利用されます。


must not

You must not leave your bike in front of the  fire  exit.

 防火扉の前にバイクを放置してはなりません。


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*offer 提供


will

I’ll get it. You stay there.

 僕が取ってくるよ。君はそこに居て。

 (ここの will は未来表現ではなく、現在の意志を表す表現です。)


shall

Shall I go and make dinner?

 私が出掛けて夕食を作りましょうか?


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*request 要望


will

Will you close that door?

 そのドアを締めて貰えますか?

 (ここのwill は未来表現では無く、相手に〜する意志があるかを尋ねる表現です)


would

Would you close that door?

 そのドアを締めて戴けますか?


could

Could you help me with this?

 これを手伝って戴けますか?


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*promise 約束


will

I’ll come back before 6.

 僕は6時前に戻ってくるよ。

 (ここの will は未来表現ではなく、現在の意志を表す表現です。〜するつもりだ)



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*decision 決定


will

I think I’ll eat later. I’m not hungry now.

 僕はあとで食べようと思う。今は空腹ではないので。


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*advice and suggestion 助言と提案


should

You should apply for that job.

 君はその仕事に応募した方がいいよ。


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*ability  能力


can

Can you swim underwater?

 君は潜水が出来るかい?


could

I could play much better ten years ago.

 私は10年前はずっと良く演じられた。


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*general truth 一般的な真実


can

Too much exercise can be bad for you.

 練習のやり過ぎは君には良くないよ。


may

A list of verbs may be found at the back of the  book.

× 動詞のリストはその本の後ろにあるかも知れません。

◯ 動詞のリストはその本の後ろにあります。


= A list of verbs can be found at the back of the  book.

= You can find a list of verbs at the back of the  book.


*formal な表現では can の代わりにmay が通常利用されます。〜かも知れない、の意味は無く、(ほぼ確信を持って)〜し得る、の意味になりますのでご注意下さい。







PAST MODALS:  could   have | may have | might have | must have |  should  have

| would  have  -  GRAMMAR 2020/08/27 Arnel's  Everyday  English

https://youtu.be/WQpM0NVM0CM


modal verbs  +  完了形で、過去に対する確からしさの推定、過去の実現し得なかった

ことへの義務の程度、或いは過去に対する仮定の想像を表します。


could, may, might + 完了形で  past possibility 過去の可能性、即ち〜だったかも知れない、

could, might + 完了形で  past  option 即ち、〜と成り得ただろう、即ち過去に起こり得た事の推測、

must + 完了形で 〜だったに違いない、即ち過去に対するほとんど 100% の確信、

should + 完了形で 〜すべきだった、即ち過去に対する実現しなかった期待、後悔の念、

would + 完了形でしばしば仮定法過去完了の if 節を伴い、hypothetical or  imaginary  past

即ち過去の実現しなかったことへのもしそれが起きていたならの仮定の想像、もし〜だったら

〜だったろう、の文章を作ります。


一語一語が明確に発音されず、non-native にはやや聴き取りにくい英語と感じます。






modal verb と時制


法助動詞−確からしさの程度と義務の程度を動詞に加える言葉−はそれ自体は基本的に時制の変化を受けません。


*法助動詞は現在及び未来に関することに言及しますが、その内の幾つかが過去のことを表現し得ます。

*その場合、それらは他の法助動詞の過去形として存在することがあります(can→could,  will→would,  may→might,  shall→should)。


When I was in school, you could get a type of  ready-made  pastry.  I think you can still get it now. (could refers to past time; can refers topresent time)

 私の在学時に、あなたは出来合のペーストリー(パン菓子の一種)を買うこともできたけど今も入手出来ると思うわ。(could で過去に言及し、can  で現在の事を言う)


Students on a computer course at the polytechnic  will  get  their own laptops next year. (will refers to future time)

 (英国の)総合技術専門学校のコンピューター課程の学生は来年各人用のノートPCが手に入る予定です。(will で未来に言及する)




法助動詞の過去形


*法助動詞の過去形は、丁寧さや婉曲を表す為に良く利用されます。


Can you just have a quick look at the pasta?

 そのパスタをすぐに見て貰える?


Could you just have a quick look at the pasta?

 そのパスタをすぐに見る様にお願い出来ますか? (polite  or  less  direct)


Will you find me another pen?

 ペンをもう1本見つけてくれる?


Would you find me another pen?

 ペンをもう1つ見つけて戴けますか?


You may want to change the formatting.

 あなたは書式設定を変えることを望んでも良い。

→あなたは書式設定を変えることもできます。

= You can change the formattings.


You might want to change the formatting.

 あなたは書式設定を変えることもできます。 (less  direct 婉曲 且つ more formal)




法助動詞+完了形


modal  verbs  +  完了形で、〜だったろうに、〜だったかもしれない、〜だったに違いない (過去に対する確からしさの推定)、〜すべきだった (過去の実現し得なかったことへの義務の程度) 、或いは過去に対する仮定の想像を表します。最後のものは仮定法過去完了の if 節と共に文章が造られる例が多いですね。


*<could, may, might + 完了形>で past possibility 過去の可能性、即ち<〜だったかも知れない>、


*may  + 完了形で過去に対する推測を意味します。

*might + 完了形では、過去に対する弱い推測、ひょっとすると〜だったかもしれない、を意味します。


*<could, might + 完了形>で past option 即ち、<〜と成り得ただろう>、即ち過去に起こり得た事の推測、


*<must + 完了形>で <〜だったに違いない>、即ち過去に対するほとんど 100% の確信、


*<should + 完了形>で <〜すべきだったのに>、即ち過去に対する実現しなかった期待、後悔の念、


*<would + 完了形>で、しばしば仮定法過去完了の if 節を伴い、 hypothetical  or  imaginary  past 即ち過去の実現しなかった事に対してもしそれが起きていたならの仮定の想像、<もし〜だったら〜だったろう>、の文章を作ります。


*法助動詞の過去形+完了形のパターン (could/  should/  would  +  have  +  過去分詞) もあれば、法助動詞の現在形+完了形のパターン (may  +  have  +  過去分詞)のパターンもあります。と言いますか、そもそも  must  に過去形は無く、must have + 過去分詞以外取り得ませんね。この様に法助動詞の表現は文法的に統一性が不十分であり、慣用的な用法形式が多々見られ、 non-native  は混乱させられます。


法助動詞がどの様な意味合いで用いられるのかに関しては、大方組み合わせる動詞、文としての定型的類型で定まりますので一通り覚えさえすればラクになります。native 自体がその様な言語世界の形式下で日常のコミュニケーション生活を意思疎通に齟齬無く送っている訳です。まぁ、文法体系より慣用で成立する性格の強い<崩れて締まりの無い>一面を持つ言語の1つが英語とも言えます。これは特に法助動詞並びにその関連表現の場で強く感じられるでしょう。


*この様に割り切れば英語学習の<苦>も乗り越えられと思うのですが如何でしょうか?









 次回からは各論に入ります。最初は can をはじめとする法助動詞、次いで準法助動詞へと進んで行きます。この機会にじっくりと理解を進めて行って下さい。あらゆる場面の英文解釈に於いて必ず役に立ちます。