英文長文読解 短期集中 個別指導 

  Reporting Verbs 12

KVC Tokyo  やり直し硬派英語塾

                               





















https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english/























































































































































塾長のコラム 2026年9月5日






Reporting Verbs 12




2026年9月5日

 皆様、KVC Tokyo 英語塾 塾長 藤野 健です。

 語法についてのコラムを長期間続けて来ましたが、今回シリーズからは再び文法の解説に戻り、過去のコラムにて纏まったテーマとしては扱って来なかった内容について触れていきます。まぁ、文法の落ち穂拾いとなりますが、これは扱うテーマが<落ち穂>である事とは無関係であり大切な内容に違いはありませんのでご注意の程を。

 さて、英語には直接話法と間接話法の区別があり、これは日本語での 「...」 を使う表現の有無に相当するものになります。日本語では、<彼は私に「君は早く宿題を仕上げてくれ」と言った。>は直接話法ですが、間接話法に換えると、<彼は私に私が早く宿題を仕上げる様に言った。>となります。英語も基本的には同様の考え方での変換が行われるのですが、英語の場合は更に 「...」 内の時制を主節の動詞の時制に応じて変化させる必要が生じます。また、この作法にも幾つかの例外事例や語の用法が存在し、初学者を戸惑わせる場合も見られます。これを鑑み、注意点についてざっと一通り解説して行きましょう。これまでに採りあげてきた文法内容に比較すると理解は容易かと考えます。しかし、この理解は欠かすことの出来ないものですので知識の再確認がてら頭に叩き込んで下さい。 英語には伝聞内容や人の考えた内容を述べる為の一群の動詞が存在し、Reporting Verbs 伝達動詞、報告動詞などと呼称されます。直接話法と間接話法は、それらの動詞が取り得る表現方法の1つの違いに相当するものになります。Reporting Vebrs に関して用例を含めて詳述して行きます。その第12回目です。

*塾長からの批判的検討を加えた上で以下のサイトの内容を参考に執筆しています。


https://dictionary.cambridge.org/grammar/british-grammar/reported-speech-direct-speech


https://www.eapfoundation.com/writing/references/reporting/


https://www.ncl.ac.uk/academic-skills-kit/writing/academic-writing/reporting-verbs/


https://latrobe.libguides.com/writing/reporting-verbs


https://www.efjapan.co.jp/eigo-resources/english-grammar/reporting-verbs/


https://www.twinkl.jp/blog/reporting-verbs


https://www.frontiersin.org/journals/psychology/articles/10.3389/fpsyg.2026.1799996/full

Psychol., 02 April 2026 Volume 17 - 2026 | https://doi.org/10.3389/fpsyg.2026.1799996

Reporting verbs across genre sets and research paradigms: a corpus-based analysis of denotation and evaluation in applied linguistics research articles

Liming Deng &   Xinyue Li


https://scholarsarchive.byu.edu/facpub/6373/

Reporting verb variation across disciplines: An academic corpus study

Grant Eckstein, et al.  ournal of Academic Language & Learning Vol. 16, No. 1, 2022, 59-75. ISSN 1835-5196


https://journals.rcsi.science/2520-2073/article/view/404684?utm_source=openai

Kalpana Ranganathan and Abdu Al-Kadi, (Re)voicing in academic writing: A study of reporting verbs in writing theses in hard sciences

Training, Language and Culture _73, 2025


https://navymule9.sakura.ne.jp/abductive_inference.html

 仮説推論 池田光穂






https://www.youtube.com/watch?v=Q5SjmFiKQcQ

DOUBT vs SUSPECT -- The Pair That Works in Opposite Ways | English with Real Conversations

Hannah Daily English 2026/06/02


B1-B2 (中級者)向けの解説動画ですが、ヒアリングの練習にもなるでしょう。

doubt that が that の中を疑う、に対して、suspect that は that の中(良くない事)

が真実ではと思う、の意味になります。





一般的に利用される Reporting Verbs 7



B.非発話系の Reporting Verbs


*伝達する言葉内容にとどまらず伝達する態度の方にも重点を持つ表現であり、直接話法で利用される割合は相当程度下がります。

*以下の用例解説をご覧戴ければそれが理解できる筈です。

*動詞に拠り、後ろに that 節を取る以外の用法も取り得ますが、全ての用法を網羅している訳ではありません。

*ご自身で英英辞書を参照し確認されることをお勧め致します。



B3.「疑問に思う」系


wonder  〜かなと思う、不思議に思う

to express or report a person’s desire to know something, especially when the person is thinking about a question, feels uncertainty, or is quietly askingabout a possibility rather than making a direct statement.

 ある人が何かを知りたいと思っていることを表したり報告したりする動詞であり、特に、その人がある問いについて考えている場合、不確かさを感じている場合、あるいは何かの可能性について断定せず控えめに自問したり尋ねたりしている場合に用いられます。


*通常は if、whether、または wh 節 を伴い、話し手の心の中にある内容を間接疑問の形で示すことが多いです。

*内面的な疑問や思案を表しやすい語です


   直接話法

   "What would have happened if I'd stayed?" he wondered  aloud.

   「もし俺が残っていたら、どうなっていただろう」と、彼は独りごちた。

   間接話法

   He wondered aloud what would have happened if he  had  stayed.

   彼は、もし自分が残っていたらどうなっていたのかと、独りごちた。

=   He wondered aloud about the outcome of his staying.

cf. wonder aloud 口に出して訝る、不思議がる



suspect  疑念に思う  悪事などが事実だろうと思う

to think that something, often something bad, is probably  true

 しばしば良くないことがおそらく真実だと考える


   間接話法

   She suspected that he had never told us the whole truth.

   彼は決して真実をすべて話してはこなかった気がすると彼女は思った。

   直接話法

  "He has never told us the whole truth," she thought.

   「彼は決して真実をすべて話して来なかったわね」と彼女は思った。


*suspected は said や thought のような標準的な会話タグではなく、証拠や印象からそうではないかと思ったという意味が強いので、引用文と繋げると少しぎこちなくなります。

*直接話法では thought に置き換えてください。



doubt  疑う  事柄の真実性・実現性を否定的に思う

to feel that something is unlikely to be true or to lack  confidence  in it

 あることが真実とは思えない、または信頼できないと感じる

  間接話法

  He doubted that the plan would ever succeed.

  彼は、その計画がうまくいくとは思えなかった。

   直接話法

   "Will the plan ever succeed?" he wondered/asked.

   「この計画は果たして成功するのだろうか?」と彼は思った。

*動詞 doubt は内的な精神作用であり、発話である会話文を繋げることは出来ません。



*suspect と doubt の、この2つの動詞は正反対の意味を持ちます。

*suspect は、<that 節内に記述された良くないこと>が真実だと思う

*doubt は、<that 節内に記述された良いこと>に対して疑念を抱く



question  本当かどうか怪しいと思う  (事実・主張に対する懐疑の念の表明)

to express doubt about an idea, as a more critical way  of  “thinking” or “believing”

 ある考えに疑いを表明することであり、「思う・信じる」をより批判的に言い換えた用法を持つ


   間接話法

   The old scholar quietly questioned whether memory was  purely  mechanical.

   老学者は、記憶が純粋に機械的なものなのかどうかに静かに疑義を呈した。

   直接話法

   "Is memory purely mechanical?" the old scholar quietly  asked.

   老学者は静かにこう言った。「記憶とは純粋に機械的なものなのか?」

*動詞 question  を会話の引用に使うと作為的でやや不自然ですので、ask を使えば足ります。



query  丁重かつ批判的に問いただす  前提を本当に妥当かと問う

to question or express polite doubt about a belief, often in a  careful  or formal way

 ある信念について丁重に疑義を呈し、問い直すことを意味し、しばしば慎重・形式張った場面で用いられる


   間接話法

   With a faint smile, she gently queried the assumption  that  time  healed every wound.

   彼女はかすかな微笑を浮かべつつ、「時はすべての傷を癒やす」という前提にそっと疑義を呈した。

  直接話法

  "Is the assumption that every wound heals over time  true?" she  asked gently with a faint smile.

    彼女はかすかにほほえみ、「時がすべての傷を癒やすという前提には疑義を差し挟みたいところですわ」と言った。


*query を会話の引用に使うと作為的でやや不自然ですので、ask を使えば足ります。

*query は「that 節」で内容を続けません。多くの場合は

   query whether / if …

   query something

   query somebody about …

 のスタイルを取ります。


*question query ともに think / believe の批判的変奏になっています。

*question  公然の「疑問視」「異議」     懐疑的判断の表明

*query    丁重な「疑義」「問い直し」   主張・前提への丁重な疑問提示






https://www.youtube.com/watch?v=IjdDeelg4Dk

Engsub]Inference-What is an Inference?|Types of Inferences|Examples of Inference in Hindi

Learn English with Hafsa Abbas 2022/12/15


ベンガル語話者向けの解説です。3:40 の表:推論 inference とは論理学的には、主に、演繹 deductive

inference, 帰納 indctive inference, 仮説推論 abductive inference の3つから成り立ちます。ここに、

「仮説推論=アブダクションは、すべて正しいことを導く論法ではなく、もっとも適切な説明を、事後的に

観察された事実から推論する方法」であり、科学論文に於ける仮説の構築は全てこの推論形式に

なります。提示したその自己仮説が如何に正しいのかを限定された証拠を用いて読み手を説得

していくのがいわゆる科学論文になります。例えば塾長の本業!?であるヒトが如何にして

直立二足歩行性を獲得したのかの仮説提出並びにそれをサポートする証拠

集めにあくせくする姿!は仮説推論の実地そのものです。





B4.「推測・推論する」系


guess  informal 口語  当て推量する

to form an opinion or answer without being sure, often with little  evidence

 確信や十分な根拠がないまま意見や判断を下す

*ぞんざいな口語表現としても利用されます。〜じゃね、の語感に近いです。


   直接話法

  "The storm will pass before dawn," he guessed.

   「嵐は夜明け前には過ぎるんじゃね」と彼は思った。

*guess は心の中の推測にはよく使いますが会話文を引き継がせるのはやや不自然になります。

  間接話法

   He guessed that the storm would pass before dawn. 

   嵐は夜明け前には過ぎ去るんじゃないかと彼は思った。



infer  推測する  推定する 推論する

to reach a conclusion from evidence or hints rather  than  from  direct  statements

 直接の言明ではなく、証拠や示唆から結論に到達する 

   間接話法

   The detective inferred from the letters that he had  never  intended  to return.

   探偵はこれらの手紙から彼が戻るつもりはなかったと推測した。

  直接話法

   "He never intended to return," the detective  concluded  from the letters.

    「彼は戻るつもりはなかった」と探偵は手紙から推定した。


*動詞 infer は思考の過程を表す語ですので単発的な会話内容を直接続ける事は出来ません。

*適宜、concluded from などに置き換えます。



reason  理由付けする 論じる  論理的に考える

to think about something in a logical way and reach a  conclusion,  often by connecting clues or evidence

 手がかりや証拠をつなぎ合わせながら、物事について論理的に考え、結論に至る

*単に発話しているのではなく、状況を慎重に考え抜いていることを示します。

論理により因果・結論を導出する


   直接話法

   She looked out at the dimming sky and reasoned, "If  the  light  is fading this quickly, the storm must be closer than they think."

   彼女は薄暗くなりゆく空を見つめてこう判断した。「こんなに早く光が弱まっているのなら、嵐はみんなが思っているより近いに違いないわ。」

   間接話法

   She reasoned that if the light was fading so quickly, the storm  must be nearer than they believed.

   彼女は、光がそれほど早く弱まっているのなら、嵐は彼らが信じているよりも近いに違いないと判断した。


   直接話法

   "Given the way he avoids answering," the lawyer  reasoned, "there must be something in those documents he cannot afford to reveal."

    「彼があのように答えを避ける様子からして」と弁護士は論じた。「あの書類には、どうしても明かせない何かがあるはずだ。」

   間接話法

   The lawyer reasoned that there had to be something  in  the  documents he could not afford to reveal, given how carefully he dodged every question.

   弁護士は、彼がことごとく質問をかわす様子から、あの書類にはどうしても明かせない何かがあるに違いないと論理的に考えた。


   直接話法

   "If the house remembers our footsteps," he reasoned  quietly, "then perhaps it remembers our promises as well."

   「この家が私たちの足音を覚えているのなら」と彼は静かに理由づけた。「私たちの誓いも覚えているのかもしれない。」

   間接話法

   He reasoned that if the house could remember their  footsteps, it  might also remember the promises they had once whispered within its walls.

   彼は、この家が自分たちの足音を覚えているのなら、かつてこの壁の内側でささやいた誓いも覚えているかもしれないと考えた。


*infer と reason のニュアンスの違い

*infer:  「与えられたデータや発言から結論を引き出す」

 主観的な推測寄りにもなりやすく、「本当のところは分からないが、そこからそう結論づける」という響きがあることが多いです。


*reason: 「論理的に筋道を立てて考え、結論に到達する」

 単にデータから結論を“受け取る”というより、「自分で論理を組み立てていく」、「理性を働かせて考え抜く」感じがあり、冷静さや合理性の響きが強いです。


*いずれの語もしばしば日本語では<推論する>と訳され、ニュアンスの差を表せませんが、infer の訳語には<論>の字を、reason の訳語には<推>の字は用いない方が良いように考えます。