英文長文読解 短期集中 個別指導 

  Reporting Verbs 23

KVC Tokyo  やり直し硬派英語塾

                               





















https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english/























































































































































塾長のコラム 2026年11月1日






Reporting Verbs 23




2026年11月1日

 皆様、KVC Tokyo 英語塾 塾長 藤野 健です。

 語法についてのコラムを長期間続けて来ましたが、今回スリーズからは再び文法の解説に戻り、過去のコラムにて纏まったテーマとしては扱って来なかった内容について触れていきます。まぁ、文法の落ち穂拾いとなりますが、これは扱うテーマが<落ち穂>である事とは無関係であり大切な内容に違いはありませんのでご注意の程を。

 さて、英語には直接話法と間接話法の区別があり、これは日本語での 「...」 を使う表現の有無に相当するものになります。日本語では、<彼は私に「君は早く宿題を仕上げてくれ」と言った。>は直接話法ですが、間接話法に換えると、<彼は私に私が早く宿題を仕上げる様に言った。>となります。英語も基本的には同様の考え方での変換が行われるのですが、英語の場合は更に 「...」 内の時制を主節の動詞の時制に応じて変化させる必要が生じます。また、この作法にも幾つかの例外事例や語の用法が存在し、初学者を戸惑わせる場合も見られます。これを鑑み、注意点についてざっと一通り解説して行きましょう。これまでに採りあげてきた文法内容に比較すると理解は容易かと考えます。しかし、この理解は欠かすことの出来ないものですので知識の再確認がてら頭に叩き込んで下さい。 英語には伝聞内容や人の考えた内容を述べる為の一群の動詞が存在し、Reporting Verbs 伝達動詞、報告動詞などと呼称されます。直接話法と間接話法は、それらの動詞が取り得る表現方法の1つの違いに相当するものになります。Reporting Vebrs に関して用例を含めて詳述して行きます。その第23回目です。

*塾長からの批判的検討を加えた上で以下のサイトの内容を参考に執筆しています。


https://dictionary.cambridge.org/grammar/british-grammar/reported-speech-direct-speech


https://www.eapfoundation.com/writing/references/reporting/


https://www.ncl.ac.uk/academic-skills-kit/writing/academic-writing/reporting-verbs/


https://latrobe.libguides.com/writing/reporting-verbs


https://www.efjapan.co.jp/eigo-resources/english-grammar/reporting-verbs/


https://www.twinkl.jp/blog/reporting-verbs


https://www.frontiersin.org/journals/psychology/articles/10.3389/fpsyg.2026.1799996/full

Psychol., 02 April 2026 Volume 17 - 2026 | https://doi.org/10.3389/fpsyg.2026.1799996

Reporting verbs across genre sets and research paradigms: a corpus-based analysis of denotation and evaluation in applied linguistics research articles

Liming Deng &   Xinyue Li


https://scholarsarchive.byu.edu/facpub/6373/

Reporting verb variation across disciplines: An academic corpus study

Grant Eckstein, et al.  ournal of Academic Language & Learning Vol. 16, No. 1, 2022, 59-75. ISSN 1835-5196


https://journals.rcsi.science/2520-2073/article/view/404684?utm_source=openai

Kalpana Ranganathan and Abdu Al-Kadi, (Re)voicing in academic writing: A study of reporting verbs in writing theses in hard sciences

Training, Language and Culture _73, 2025


https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-23531238/23531238seika.pdf?utm_source=openai

科学研究費助成事業 研究成果報告書

2013〜2011

日本人科学研究者向け英語学術論文執筆支援用教材システムの開発

岡田 毅


https://www.editage.jp/campaigns/english-editing-j-new






https://www.youtube.com/watch?v=r044qrBVRj8

Master These 30 Reporting Verbs | More Fluent English

Espresso English 2024/05/08


30個の reporting verbs ついて簡略な説明が為されます。

pdf 媒体も無料でダウンロード可能です。

これまでの復習がてらご覧下さい。





アカデミック・ライティングに於ける  Reporting Verbs 1



*前回シリーズまで、主に一般的に利用される Reporting Verbs の用法用例について解説して来ましたが、今シリーズからは、更に踏み込んで、文章の書き手或いは発言者、実行者の立場をより正確に記述する為のアカディミック・ライティングにて用いられる Reporting Verbs の使い方について解説を加えていきます。


*Reporting Verbs は特に学術論文中に於いて、「他人の考えや研究をどう評価しながら紹介しているか」を細かく伝えるための重要な道具になります。




役割



A. 先人の業績の明示に必要


*学術的な文章では、他の学術的情報源からの考えを参考文献として取り入れる必要があります。

*先人が得た科学的データや考察を元に、それらの土台を批判的に検討した上で自身の考察を積み上げていくスタイルですが、これなくしては学術論文としての価値はなくなります。

*因みに、仮に自身の発見や考察が前例から全く外れた抜きん出たものである場合、「これまで...らが...に付いて述べているが、...の視点が無く、問題を解決し得ていない」などと、矢張り知り得る限り関連するものを参考文献として論文中に採り上げる必要があります。


*Reporting Verbs は、この際に、他の学術文献からの言い換えや引用として、他者の考えや言葉を導入するのに役立ちます。

*この場合は常に出典を明記し、他者の研究をどこから引用しているかを示します。

*換言すれば、どこまでが引用されたアイデアか、そしてどこからが自分の分析・意見かを境界づける、論文構成上、根本的に重要な要素を形作る表現法になります。



B.先人の業績に対する評価を行うのに必要


*Reporting Verbs は、「今から出てくるのは他人の考えです」という合図を与えますが、同時に「書き手がそれをどう見ているか」を読み手側に知らせるシグナルとなります。

*その文章の書き手の立場や引用情報への評価−「賛成しているのか」「距離を置いて紹介しているのか」「批判的なのか」といったスタンス−も同時に示すものとなります。


例えば

   Smith (2020) argues that …

   Smith (2020) suggests that …

   Smith (2020) claims that …


 は、どれも「スミスが〜と言っている」ですが、<この文を作成した者が、Smith が that 以下の内容に対してどの様に主張していると考えているのか>について、強さやニュアンスを変えて表現しています。


*この様に、Reporting Vebs は、記述している学術研究に対する自身の立場(賛成、反対など)を示し、学術に対する自身の批判的な貢献を際立たせる役割も果たします。

*おのおのの Reporting Verbs の意味は微妙に異なります。したがって、引用する情報に応じて、さまざまな Reporting Verbs を使い分けるよう心がけることが重要です。


C.論文構成上の使い分けに必要


*Reporting Verbs は、

   実験結果など「事実・データ」を示すか

   筆者の「解釈」や「推論」を示すか

   一般に認められた「合意的な見解」を示すか

 といった違いを表すためにも使われます。


*学術研究−特に自然科学系−では、論文は、Introduction, Materials & Methods, Results, Discussion,  Conclusion, Acknowledgement, Literature Cited などの章に分けて記述されるのが一般的ですが、各章に相応しいとされる記述のやり方が存在します。

*例えば、show, demonstrate, find などは具体的な結果、suggest, argue, propose などは解釈や主張を表すのに利用されることが多いです。


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*論文の記述はゼロから作り上げるものでは全くなく、確立された様式の上に成立しており、書き手側は、自身が得た学術的発見や考察をそのスタイルに従い述べていけばラクとも言え、余計な頭脳労働を行わずに真の研究の開陳−discussion の内容−に没頭し得る話になりますね。


*しかるに、多くの日本人研究者は、これ以前の話として、英語の文章書きに非常に苦手意識を抱え、ましてや Reporting Verbs の適切な使い分けなど殆ど出来ず、残念ながら自身の科学的才能を世に提出するのに大きなハンデを背負っているのが実情です。


*過去数年の内に急速に AI の質的改善が進み、相当程度に日本人の英文作成に対するアプローチもラクになって来ていますが、矢張り論文執筆に際しての教養的知識として Reporting Verbs に対する一定程度の知識を備えておくことは非常に大切なことであると塾長は考えています。


*AI を便利に使用してもそれらは道具に過ぎず、最後は書き手側の創造性が問題を言うのは他の全ての分野の仕事と同等です。

*しかしながら学校英語の勉強、すなわち大学受験レベル−所詮は研究でも学術でも無く単なる勉強です−までであれば、AI を駆使することを通じて、ほぼ自学自習にて東大受験或いは医学部受験は突破できるとの感触を塾長は持っていますが、実はその程度にまでに AI をスイスイと使いこなせていることが、既に東大入試などを突破できる英語力の持ちだとも言えそうですね。


*AI は確かに<お助け>には成りますが、文章として一貫して体を為す価値あるものに仕上げるには、多大の<脳力>を必要とし、近頃は AI を利用開始したが疲労感が著しく増大したと訴える者も急増しているのが実情です。


*まぁ、社会全体が AI を利用するとの前提で動き、互いの競争度が高まるだけとも言えるかと思います。

*知的活動に於いては全然ラクになっていないどころか矢鱈に疲れる様になっただけとも言えそうです。





運用上の留意点



*一般的に利用される Reporting Verbs の項にても文法については触れましたが、アカディミック・ライティングに於ける文法も同じ英文法に依拠するものであり違いはありません。

*しかし運用上に於いて留意すべき以下の2点が存在します。


*これらは、一般的な Reporting Verbs 利用の際にも同様に当てはまることですが、学術面での記述に際しては更に注意すべき事項になります。


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A.意味の違いに注意を払う


*一般的な Reporting Verbs の項に於いても意味用法に分けて解説を進めて来ましたが、これと同様に意味でグループ分けして扱うと覚え易いでしょう。


例えば

中立的に述べる say, state, report

強く主張する argue, claim, insist

提案・助言する suggest, recommend, advise

反対・否定する deny, reject, disagree

実証する show, demonstrate, find

 など。


*一部の動詞は複数のカテゴリーに該当する場合もあります。

*動詞は他の英単語と同じく、数学記号のような一意性に限定されず、歴史的経過を反映して多義性を持つゆえ、これは当たり前のことでもありますね。 

*またこの様な分類法はどうしてもそれを行う者の考え方の違いにより左右されるとの恣意性から免れません。

*各人が別の分類表を提示しているのが実情です。


 <つづく>