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Reporting Verbs 24 |
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2026年11月5日 皆様、KVC Tokyo 英語塾 塾長 藤野 健です。 語法についてのコラムを長期間続けて来ましたが、今回シリーズからは再び文法の解説に戻り、過去のコラムにて纏まったテーマとしては扱って来なかった内容について触れていきます。まぁ、文法の落ち穂拾いとなりますが、これは扱うテーマが<落ち穂>である事とは無関係であり大切な内容に違いはありませんのでご注意の程を。 さて、英語には直接話法と間接話法の区別があり、これは日本語での 「...」 を使う表現の有無に相当するものになります。日本語では、<彼は私に「君は早く宿題を仕上げてくれ」と言った。>は直接話法ですが、間接話法に換えると、<彼は私に私が早く宿題を仕上げる様に言った。>となります。英語も基本的には同様の考え方での変換が行われるのですが、英語の場合は更に 「...」 内の時制を主節の動詞の時制に応じて変化させる必要が生じます。また、この作法にも幾つかの例外事例や語の用法が存在し、初学者を戸惑わせる場合も見られます。これを鑑み、注意点についてざっと一通り解説して行きましょう。これまでに採りあげてきた文法内容に比較すると理解は容易かと考えます。しかし、この理解は欠かすことの出来ないものですので知識の再確認がてら頭に叩き込んで下さい。 英語には伝聞内容や人の考えた内容を述べる為の一群の動詞が存在し、Reporting Verbs 伝達動詞、報告動詞などと呼称されます。直接話法と間接話法は、それらの動詞が取り得る表現方法の1つの違いに相当するものになります。Reporting Vebrs に関して用例を含めて詳述して行きます。その第24回目です。 *塾長からの批判的検討を加えた上で以下のサイトの内容を参考に執筆しています。https://dictionary.cambridge.org/grammar/british-grammar/reported-speech-direct-speechhttps://www.eapfoundation.com/writing/references/reporting/https://www.ncl.ac.uk/academic-skills-kit/writing/academic-writing/reporting-verbs/https://latrobe.libguides.com/writing/reporting-verbshttps://www.efjapan.co.jp/eigo-resources/english-grammar/reporting-verbs/https://www.twinkl.jp/blog/reporting-verbshttps://www.frontiersin.org/journals/psychology/articles/10.3389/fpsyg.2026.1799996/fullPsychol., 02 April 2026 Volume 17 - 2026 | https://doi.org/10.3389/fpsyg.2026.1799996Reporting verbs across genre sets and research paradigms: a corpus-based analysis of denotation and evaluation in applied linguistics research articlesLiming Deng & Xinyue Lihttps://scholarsarchive.byu.edu/facpub/6373/Reporting verb variation across disciplines: An academic corpus studyGrant Eckstein, et al. ournal of Academic Language & Learning Vol. 16, No. 1, 2022, 59-75. ISSN 1835-5196https://journals.rcsi.science/2520-2073/article/view/404684?utm_source=openaiKalpana Ranganathan and Abdu Al-Kadi, (Re)voicing in academic writing: A study of reporting verbs in writing theses in hard sciencesTraining, Language and Culture _73, 2025https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-23531238/23531238seika.pdf?utm_source=openai科学研究費助成事業 研究成果報告書2013〜2011日本人科学研究者向け英語学術論文執筆支援用教材システムの開発岡田 毅https://www.editage.jp/campaigns/english-editing-j-new |
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アカデミック・ライティングに於ける Reporting Verbs 2運用上の留意点 <つづき>*一般的に利用される Reporting Verbs の項にても文法については触れましたが、アカディミック・ライティングに於ける文法も同じ英文法に依拠するものであり違いはありません。*しかし運用上に於いては、留意すべき以下の点が存在します。*これらは、一般的な Reporting Verbs 利用の際にも同様に当てはまることですが、学術面での記述に際しては更に注意すべき事項になります。------------------------------------------------B.意味の強弱に注意を払う以下の例を考えてみます:He assumes that reporting verbs have different strengths.彼は、Reporting Verbs には強さの程度が異なると想定している。He insists that reporting verbs have different strengths.彼は、Reporting Verbs には強さの程度が異なると主張している。*どちらの動詞も「信じる」という大まかな意味は同じですが、assume は証拠に基づかないで思う、とのかなり弱いニュアンスであるのに対し、insist ははるかに強い確信的なニュアンスを持っています。*2つ目の動詞の方が、that 節以下の真実性に合致しているため、ここに於いては1つ目の動詞よりも正確な表記になりますです。*この様に、Reporting Verbsには、大きく分けても控えめな表現、中立的な表現、強い表現の違いが明らかに存在しています。*但し、一部の動詞は複数のカテゴリーに該当する場合もあります。*以下の3つの分類は1つのものに過ぎず、実際のところ例えば 各 web サイトの執筆者により揺れが見られますし、下記の分類法についても塾長が必ずしも納得している訳ではありません。*飽くまでこの様な分類法があると考える者がいる、との参考程度にお考えください。*実は漢語訳を当てることは誠に合理性を持ち、例えば<強く言い切る assert >に対しては、最初から<断言する>の<断>の字の訳を当てて暗記しますので、強い表現であることは歴然としています。*動詞に対して強弱の意味も含めたも適切な訳語を当てる意識も大切でしょう。*こういう次第で、適切な和訳語を当て、例文を掲載すれば、日本人には、強中弱のニュアンスが自ずと分かり、わざわざその記述を取り上げる価値は低いのではと考えます。*動詞の強弱を取り上げるのは、英語の native 自身、或いはその他の漢字不使用の言語圏の者達への解説と言える様にも塾長は感じます。A. Neutral (中立的な) Reporting Verbs*中立的な Reporting Verbs は、情報を事実として記述し、その情報源を信頼できるものと論文著者が見なしていることを読者に伝えます。以下の動詞は中立的であり、エッセイでは 「say」 や 「tell」 の代わりに用いられます:その一部の例:mention, describe, indicate, note, observe, point out, examine, go on to say that, state, believe, take into consideration...言及する、記述する、示す、指摘する、観察する、指摘する、検討する、さらに述べる、表明する、信じる、考慮に入れる……accept acknowledge add analyse compare consider contrast definedescribe discuss establish estimate evaluate examine explain explore findidentify illustrate indicate inform investigate note recognise reflect stateなど。Watson (2018) notes that water pollution damages children’s health.ワトソン(2018)は、水質汚染が子どもの健康に悪影響を及ぼすと述べている。B. Tentative (控えめな) Reporting Verbs*控えめな Reporting Verbs は、確信度が低く、他の見解が存在し得ることを認めるものです。*これは仮定的なニュアンスを持ち、<文の主語が自身の考えに確信を持っていない、と論文著者が考えている>場合に用いられます。その一部の例:speculate, propose, theorise, suggest, recommend, intimate, hypothesise, postulate, question the view that...推測する、提案する、理論化する、示唆する、推奨する、ほのめかす、仮説を立てる、仮定する、…という見解に疑問を呈するadmit assume appear to think doubt guess hypothesise imagine noticequestion remark suppose seem to believe speculate suggestなど。Jones (2019) suggests that water pollution damages children’s health.ジョーンズ(2019)は、水質汚染が子どもの健康に悪影響を及ぼすと指摘している。*この文のみでは、ジョーンズが実際に彼の論文で弱含みで言明しているのか、或いは、この文を論文中に引用している著者がジョーンズが弱含みで主張していると判断して斯かる表記にしたのかは厳密には区別できません。*正確には、I think that Jones (2019) suggests that water pollution damages children’s health.と、全て頭に I think that を付けるべき存在ですね。*この様な表現上の限界は論文作成上、矢張り存在します。C.Strong (強い) Reporting Verbs強い Reporting Verbs は、<確かな証拠によって裏付けられていると文の主語が自身の意見に確信を持っている、と論文の著者が考える>情報に使用できます。その一部の例:emphasise, claim, argue, maintain, assert, refute, reject, challenge, strongly believe that, counter the view/argument that, deny, contend, support the viewthat...強調する、主張する、論じる、維持する、断言する、反論する、拒否する、異議を唱える、…と強く信じる、…という見解/主張に反論する、否定する、論争する、…という見解を支持するadvocate affirm agree announce argue articulate assert accuseadvise blame complain contend criticise demonstrate deny disagreedispute emphasise establish highlight insist maintain object toprove reason reject recommend stress warnなど。Adams (2016) disagrees with Jones (2019) and rejects the idea that water pollution damages children’s health.アダムス(2016)はジョーンズ(2019)の見解に反対し、水質汚染が子どもの健康を損なうという考えを否定している。次回コラムからの記述方針*上述の、意味用法に基づく分類法、或いはその強弱に基づく分類法は多くの WEB サイトにて提唱されるものですが、次回コラムからは、前回までの一般的なReporting Verbs の分類法とほぼ同様に意味ごとに分類し、もし必要があればその各項目ごとに動詞の意味の強弱についても軽く触れていく事にします。*特徴として、日本人が一纏めにして発想する動詞ごとに纏めており、他の者とは幾分色彩が異なっています。*これは他のウェブサイトの主宰者達が、各人おのおの自己の判断で分類を個々進めているのと同様、塾長の考えに基づく分類です。*当然、それに異論を唱えられる方も居られると想像しますが、参考程度に眺めて戴ければと思います。*1つの動詞は多義性を抱えるゆえ、そのいずれを重視するかで人により分類の揺れ動きが生じる訳です。*生物学論文、並びに米国憲法学論文にて使用されることを想定した例文をおのおのの動詞について挙げています。*共に大学学部〜院レベルで扱われる記述内容となっていますが、これらは塾長が普段対している生徒さん達に行う指導レベルのものとなっています。*その点に於いて、各専門分野の一通りの知識背景をお持ちだと矢張り取り付き易い英文だろうと思います。*その場合は、各例文を専門用語を含めて丸暗記・理解するぐらいの意気込みで進めて戴くと、各専門分野での英語力は飛躍的に高まるだろうと思います。*Reporting Verbs は、文芸などでの利用よりも、学術論文にて使用されてこそ、その本領、すなわち意義が発現される動詞群なのですが、それを肌身に感じ取って戴ければと思います。*重複する動詞も実際のところ数多いですが、前回までの一般的に用いられる Repoerting Verbs の解説と必ず照らし合わせつつご利用ください。*Academic Writing に於いては、発話スタイル詰まりは直接話法スタイルで利用されることは少なく、一部を除き、全て間接話法スタイルでの例文に限定して記述しています。*但し実際には、「〜判事が〜だ」と述べた、判示した、などの直接話法のスタイルが、米国の法律関係の論文には頻用されるケースも見られます。*基本は、前回までの解説を更に記憶に残すための、学術用途の例文集として考えて戴ければと思います。*皆様の学術論文或いは formal な文章作成に資するところがあれば幸いです。 |
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